北米の大手モバイルゲームデベロッパーGlu Mobile<NASDAQ: GLUU>は、2月5日、2013年度第4四半期の決算を発表し、非GAAPベースの売上高は前年同期比62%増・前期比90%増の4280万ドル(約43億4500万円)となることを明らかにした。内訳は、スマートフォンによる売上が前年同期比75%増・前期比97%増の4210万ドル(約42億7400万円)、フィーチャー・フォンによる売上が前年同期比69%減・前期比42%減の70万ドル(約7100万円)。また、2013年度の非GAAPベース売上高は1億1336万ドル(約115億700万円)となることもわかった。
同社によれば、『DEER HUNTER 2014』を筆頭にした、スマートフォン向けアクションゲームの寄与が大きい、としている。下図は、同社の決算説明会発表資料より抜粋したものだが、他のゲーム会社と比較しても同社がアクションゲームに力を入れていることがわかる。
実際に『DEER HUNTER 2014』は7100万ダウンロードを超え、『DEER HUNTER』シリーズでのアプリダウンロード数は1億1100万ダウンロードを突破。また、『DEER HUNTER 2014』の売上は、2013年度第4四半期だけで2740万ドル(約27億8100万円)。これは、同社の第4四半期の売上高全体<4280万ドル(約43億4500万円)>のうち約64%を占める。
また、同社によれば、『CONTRACT KILLER』シリーズ、『FRONTLINE COMMANDO』シリーズのスマートフォン向けゲームタイトルも健闘した。『CONTRACT KILLER』シリーズ、『FRONTLINE COMMANDO』シリーズのダウンロード数と2013年度第4四半期の売上高、及び、2013年度第4四半期のスマートフォン向けゲームタイトル別売上高の詳細については、下図をみていただきたい。
アプリダウンロード数
2013年度第4四半期の売上高 2013年度第4四半期スマートフォン向けゲームタイトル別売上高(非GAAPベース)
なお、2013年度第4四半期営業損益は、営業・マーケティング費用の増加の一方で研究開発費用と管理コストを抑えたことにより、前年の677万1000ドル(約6億8700万円)の赤字から366万7000ドル(約3億7200万円)の赤字へ縮小。また、2013年度通期営業損益では、研究開発費用と営業・マーケティング費用が増加したことにより、前年2210万6000ドル(約22億4200万円)の赤字から2295万8000ドル(約23億2800万円)の赤字に増加。(*営業損益はGAAPベースをもとにした数値。)
同社は、2014年度の非GAAPベース売上高を1億4200万ドル(約144億700万円)〜1億5200万ドル(約154億2200万円)と見込んでいる。
関連サイト
Glu Mobile Q413 Earnings Call , February 5, 2014(決算説明会発表資料)
GLU REPORTS FOURTH QUARTER AND FULL YEAR 2013 FINANCIAL RESULTS(プレスリリース)
会社公式サイト
GLU REPORTS FOURTH QUARTER AND FULL YEAR 2013 FINANCIAL RESULTS(プレスリリース)
会社公式サイト
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