デジタルガレージ、第2四半期は営業利益71%増…ウェブ広告と投資事業が収益拡大をけん引

デジタルガレージ<4819>は、2月13日、第2四半期(2013年7~12月期)の連結を発表し、経常利益が前年同期比71.8%増の8億1200万円となった。ペイメント事業が減収減益となったものの、マーケティング事業とインキュベーション事業が伸びたことが主な増益要因となった。

同社の発表した第2四半期決算は、売上高156億2200万円(前年同期比12.8%増)、営業利益8億1200万円(同71.8%増)、経常利益16億8700万円(同44.5%増)、四半期純利益14億2600万円(同56.1%増)だった。





■ペイメント事業は、売上高66億0300万円(同17.3%減)、営業利益4億6300万円(同41.4%減)となった。econtext Asiaの株式公開及び公募による資金調達に係るコストが発生したことに加え、ベリトランスの決算期を3月から6月に変更したことが主な要因。

■マーケティング事業は、売上高66億2500万円(同29.6%増)、営業利益3億3500万円(同34.1%増)だった。ウェブ広告とモール事業が好調だったことに加え、電通、カカクコムなどと共同で、各種データを加工、分析することを通じて企業のマーケティング活動の最適化を図るデータサイエンス事業への取り組みも開始した。

■インキュベーション事業は、売上高23億9400万円(同219.9%増)、営業利益4億7100万円(前年同期2億0200万円の赤字)だった。株式市場の好転に伴い、保有株式を一部売却し、大幅な増収増益となった。



■2014年6月期の見通し

2014年6月期は、売上高320億円(前期比14.4%増)、営業利益18億円(同36.1%増)、経常利益35億円(同13.7%増)、当期純利益21億円(同22.7%減)を見込む。従来予想からは変更なし。