中国シャンダゲームズ、4Qは減収減益 モバイルゲームの収入は約20億円 韓国・中国版『ミリオンアーサー』減速

中国大手オンラインゲーム会社盛大遊戯有限公司(Shanda Games Limited)<NASDAQ: GAME>は、3月21日、2013年第4四半期(4Q)および通期決算を発表した。
 
4Qの売上高は前四半期比(QoQ)8.5%減・前年同期比(YoY)6.0%減の10億2930万元(約169億5600万円)、売上総利益はQoQ 3.6%減・YoY7.7% 減の7億7340万元(約127億4100万円)、営業利益はQoQ10.4%減・YoY15.6%減の3億9860万元(約65億6600万円)となった。
 
4Qの売上高構成比をみると、オンラインMMOゲームが87.3%、モバイルゲームが11.7%。地域別構成比では、中国国内からの売上が91.8%、中国国外からの売上が8.2%であった。オンラインMMOゲームからの収入はQoQ6.4%減・YoY14.0%減の8億9850万元(約148億0200万円)、モバイルゲームからの収入はQoQ21.0%減・YoY13.7倍の1億2090万元(約19億9200万円)となった。
 
売上原価は、オンラインMMOゲーム『RIFT』のサービス運用停止とライセンス使用料が発生しなかったことから、QoQ20.7%減の2億5590万元(約42億8200万円)に抑えられた。営業費用はQoQ4.9%増の3億7480万元(約61億7400万円)、製品開発費は従業員の増加により人件費が膨らみQoQ3.9%増の1億8610万元(約30億6600万円)、販売・マーケティング費用はプロモーション費用の増加によりQoQ16.3%増の1億2150万元(約20億0200万円)、一般管理費は企業間取引にかかる減税によりQoQ34.6%減の6720万ドル(約11億0700万円)となった。
 
オンラインMMOゲームの詳細をみてみると、無料ユーザーも含む月間アクティブユーザー数(MAU)はQoQ3.8%減の1770万。これは、前四半期が中国の夏休み期間中と重複していたため。また、コンテンツ購入もしくは課金した有料ユーザー数(MPU)は前4半期と横ばいの290万、無料ユーザーを含むアクティブユーザー1人あたりの月間課金額(ARPU)はQoQ7.1%減の98.4元(約1620円)となった。複数の主力タイトルの売上の落ち込みがオンラインMMOゲーム全体での減収減益を招く結果となった。

 
モバイルゲームの詳細をみてみると、無料ユーザーも含む日間アクティブユーザー数(DAU)はQoQ2.8%減の55万8900。これは、『拡散性ミリオンアーサー』の中国・韓国ユーザー数が前四半期に比べ減少したため。また、無料ユーザーを含むアクティブユーザー1人あたりの日間課金額(ARDAU)はQoQ18.7%減の2.4元(約40円)。モバイルゲームでは中国国外から課金額が少ない傾向となった。
 
一方、通期の売上高はYoY7.9%減の43億4470万元(約715億7300万円)、売上総利益はYoY9.9% 減の32億0890万元(約528億6200万円)、営業利益はYoY18.5%減の17億2790万元(約284億6500万円)となった。
 
通期の売上高詳細をみてみると、オンラインMMOゲームからの収入はYoY16.6%減の38億0630万元(約627億0400万円)、モバイルゲームからの収入はYoY46.3倍の4億8220万元(約79億4400万円)となった。
 
なお、同社は2月にスクウェア·エニックスとのライセンス契約により2Dモバイルカードゲーム『ガーディアン・クルス』のテストを開始しており、2014年第1四半期以降でライセンス料が費用として計上される見込み。
 
 

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