調査資料

【App Annie調査】LINEが売上・DLともに好調!! 日本のLINEが世界のLINEへ (14年2月・非ゲームアプリ)

2014.03.28 09:18

App Annieは、3月26日、2013年度のApp StoreとGoogle Playにおけるアプリ市場の動向をまとめた最新レポート「February 2014 Apps Index」を公開した。

「Apps Index」は、ゲームアプリ編、アプリ編（非ゲームアプリ系）の2つに分かれているが、今回は非ゲームアプリ編をみていきたい。今回の注目点としては、LINEが、App Store・Google Playの両アプリストアで、売上・ダウンロードともにランキングで存在感を強めていることだろう。

■ アプリ売上ランキング

(1) App Store
App Store売上ランキングでは、前月に引き続き、音楽ストリーミングサービス『Pandora Radio』が首位、無料通話・無料メールアプリ『LINE』が2位。

また、『LINE』連携のアバターコミュニティサービス『LINE Play』は1ランクダウンの6位となった。

(2) Google Play
Google Play売上ランキングでは、LINE関連アプリがランキングを席巻した。前月に引き続き、『LINE』が1位、『LINE Play』が2位、『LINE』連携の占いアプリ『LINE 占い』が7位。『LINE』連携の公式電子マンガストア＆ビューアアプリ『LINE マンガ』は1ランクアップの4位にランクイン。

また、日本勢では、コミュニティサービス『GREE』が2ランクダウンの8位、着せ替えアバターサービス『ポケットコロニー』が前月に引き続き9位にランクイン。

■ アプリダウンロードランキング

(1) App Store
App Storeダウンロードランキングでは、ソーシャルネットワーキングカテゴリのアプリが目立った。

『WhatsApp Messenger』が4ランクアップの1位、『Facebook』が1ランクダウンの3位、『Facebook Messenger』が前月に引き続き4位、『Telegram』が280ランクアップの6位、『Skype』が4ランクダウンの7位、『LINE』が22ランクアップの10位。なお、今回の『LINE』のトップ10入りは、2月中旬から月末にかけて中国経由のダウンロード数が伸びたことによるもの。

出所：App Annie

(2) Google Play
Google Playダウンロードランキングでは、上位6位までは前月と変わらず。また、先日楽天が9億ドル(約920億円)で買収した『Viber』は1ランクダウンの8位にランクイン。

『LINE』は、App Storeと同様にダウンロード数を伸ばし、1ランクアップの7位にランクイン。特に、タイと韓国でダウンロード数を伸ばした。これより、『LINE』がApp Store・Google Playの両アプリストアで日本国内だけではなく、海外でダウンロード数を伸ばしていることがわかる。

出所：App Annie

■ パブリッシャー別売上ランキング

(1) App Store
App Storeパブリッシャー別売上ランキングでは、LINEが前月首位のPandoraを抜き1ランクアップの1位にランクイン。これは、『LINE』および『LINE』関連サービスが売上を伸ばしたことによるもの。

(2) Google Play
Google Playパブリッシャー別売上ランキングでは、LINEが前月に引き続き首位を獲得。また、ボルテージ< 3639 >が1ランクアップの3位で、前月に引き続き好調な売上をみせた。(関連サイト)

その他、日本勢では、グリーが1ランクダウンの7位、ココネが1ランクダウンの10位にランクイン。

■ パブリッシャー別アプリダウンロードランキング

(1) App Store
App Storeパブリッシャー別ダウンロードランキングでは、前月に引き続きGoogleが首位を獲得。また、Facebookが3ランクアップの2位、Baiduが1ランクアップの3位で、Tencentが2ランクダウンの4位、Appleが2ランクダウンの5位となった。

App Annieによれば、今回のFacebookのランクインは、①Facebookが190億ドル(約1900億円)で買収したWhatsAppのダウンロード数を合算したため、②米国で2月上旬に公開した『Paper – stories from Facebook』がダウンロード数を伸ばしたため、としている。