IGポート、14年5月期の営業益を3.96億円→5.73億円に上方修正…3Qもヤマトと進撃の巨人好調で黒字転換

IGポート<3791>は、本日(4月11日)、2014年5月期の連結業績予想を上方修正し、売上高66億4800万円(前回予想66億0400万円)、営業利益5億7300万円(同3億9600万円)、経常利益5億7700万円(同3億9900万円)、当期純利益3億3600万円(同2億8300万円)とした。

従来予想からの比較では、売上高が0.7%増、営業利益が44.7%増、経常利益が44.6%増、当期純利益が18.7%増となる。

 


同社では、修正の理由について、役員報酬や管理職給与の減額に加え、拠点集約による固定費の削減、来期予想していた版権事業の収益配分が今期計上される見込みになったため、と説明している。



■第3四半期は営業黒字に転換

同時に、2013年6月~2014年2月期の連結業績も発表し、売上高53億2400万円(前年同期比28.5%増)、営業利益5億7900万円(前年同期1億8300万円の赤字)、経常利益5億7600万円(同1億5500万円の赤字)、当期純利益3億9300万円(同2億2000万円の赤字)だった。

 


版権事業で「宇宙戦艦ヤマト2199」や「進撃の巨人」を中心とするブルーレイディスク・DVDの販売・配信が好調に推移し、収益分配が大きく伸びたことに加え、映像制作事業が黒字に転換したことが主な要因。映像制作事業では「進撃の巨人」や「黒子のバスケ」、「げんしけん二代目」、「バディファイト」などの制作を行った。

このほか、「コミックブレイド」や「コミックアヴァルス」などを手がける出版事業の赤字幅も1億3300万円から1200万円に縮小したことも全体の収益改善に寄与した模様。
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