コーエーテクモ、コンソール・PCの展望は新ハード登場で伸びると想定 モバイルユーザー参入も 『真・三國無双ORIGINS』はアジア向けにも期待
コーエーテクモホールディングス<3635>は、先月開催された9月中間決算の説明会において、コンソール・PC市場の展望について質問を受けると、新しいハードの発表が想定されており、伸びていくことを期待していると回答した。任天堂が発表を予定している「Nintendo Switch」の後継機の登場を念頭に置いているようだ。
コンソールゲーム業界は、ハードウェアのライフサイクルと世代交代に合わせて景気循環する傾向にあるといわれているが、ユーザー数の増加も市場拡大の要因になるようだ。「中国や韓国で開発されたアクションゲームが大ヒットしていることを見ると、モバイルゲームで遊んでいるユーザーがコンソール・PC分野に入っているという感触がある」。
海外市場ではアジアに注目しているそうだ。「三國志」や「真・三國無双」シリーズは、他タイトルと比べて、アジアの販売比率が高く、ポテンシャルを感じているという。25年1月に発売する『真・三國無双ORIGINS』に期待を寄せた。アジア向けのローカライズにも注力していく考えも示した。
なお、モバイル市場については、日本や中国は成熟しており、高い成長は見込みづらいと認識しているそうだ。ただ、東南アジアやインド、欧米などについては開拓余地のある市場とみており、チャレンジしていきたいと考えているという。
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高845億8400万円、営業利益284億9400万円、経常利益457億4100万円、最終利益337億9200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635