
また、一部既存ブラウザゲームなどの売上高が減少したため、ソフトウェア資産の収益性を見直し、ソフトウェアの減損損失1.81億円を特別損失として計上。結果、最終赤字幅は計画から3.1億円拡大して5.1億円になるという。

【追記】なお、今回修正した通期業績の数値に基づいて、1~3月の四半期業績を計算した。1~3月期の売上高は16.4億円で、四半期としては、この2年間で最低水準に落ち込んだ。営業赤字額も1.2億円と、前四半期の9200万円から赤字幅が拡大したことになる。
3月に配信を開始した『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』(開発を担当、配信元のバンダイナムコゲームスと売上分配)の売上ランキング推移が好調だったこともあり、意外感のある下方修正と受け止めている向きもいそうだ。ただ、同タイトルの寄与はリリース直後の3月1か月分のみ。下のグラフの推移をみる限り、従来計画の達成はややハードルの高い目標であったようにも思える。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高105億2800万円、営業利益15億9100万円、経常利益15億4100万円、最終利益8億700万円(2022年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793