ベクター、14年3月期通期の売上高は14%減の21億円…赤字も継続 オンラインゲーム事業の低迷続く、4~6月も売上減少を予想

ベクター<2656>は4月25日、2014年3月期通期の決算を発表した。売上高(営業収益)は前の期比13.6%減の21.43億円、営業損益は2.5億円の赤字(前の期は2.81億円の赤字)、経常損益は2.42億円の赤字(同2.28億円の赤字)、最終損益は3.02億円の赤字(同4.23億円の赤字)だった。

売上の多くを占めるオンラインゲーム事業が低迷したため、大幅な減収となった。一方、利益面では、コスト削減を進めたことで営業赤字幅はやや縮小。なお、最終損益段階では、減損損失と固定資産除却損などの特別損失6600万円を計上している。
 

事業別の概要は以下の通り。オンラインゲーム事業では、2013年6月に『アルカナ・マギア』、14年1月に『ポケットヴァルキリー』と、2本のスマートフォンゲームの配信を始めた。



四半期別にみると、1~3月の売上高は前四半期(13年10~12月)比14%減の4.76億円、営業損益は横ばいの5900万円の赤字だった。

決算と同時に4~6月期の業績予想を開示。売上高は前年同期比3割減の3.8億円、営業利益は5600万円の赤字を予想しており、引き続き厳しい環境が続くもよう。
 
株式会社べクターホールディングス
https://corp.vector.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社べクターホールディングス
設立
1989年2月
代表者
代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2656
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