ドリコム<3793>は、この日(5月8日)、2014年3月期の決算を発表し、売上高69億8900万円(前期比17.7%減)、営業損益5億0300万円の赤字(前期4億7400万円の黒字)、経常損益5億2200万円の赤字(同4億6500万円の黒字)、当期純利益5億0800万円の赤字(同1億2700万円の黒字)だった。
同社では、収益の主力となるソーシャルゲーム事業では、第2四半期リリースの新規ゲームが計画未達となったことに加え、他の新規ゲームもリリース時期が期初計画よりも遅れたことに加え、既存ゲームも軟調な推移となった、としている。またソーシャルラーニング事業、アドソリューション事業についても事業開発の段階にあるため、収益への寄与は限定的だった。
①エンタメウェブは、売上高63億8400万円(同17.6%減)、セグメント損益2億7200万円の赤字(同6億3700万円の黒字)だった。「ファンタジスタドールガールズロワイヤル」がユーザー獲得が計画未達となり、「フルボッコヒーローズ」や他社が配信するアニメ版権ゲーム(ジョジョとみられる)は順調な立ち上がりとなっているものの、業績への寄与は限定的だった。また「ちょこっとファーム」、「陰陽師」、「ビックリマン」が底堅く推移したものの、スマートフォン向け新規リリースにリソースを重点配分したことで、他の既存ゲームはリリースからの経年とスマートフォンへの移行が進む環境変化もあって軟調だった。
②マーケティングソリューションは、売上高6億2300万円(同21.6%減)、セグメント損益2億3100万円の赤字(同1億6200万円の赤字)だった。動画を利用したリワード広告の導入促進に加え、スマートフォン向けコンテンツ事業者を広告主とする広告サービス「HEATAPP REWARD」、「フライングガチャ」を開始した。「HEATAPP REWARD」と「フライングガチャ」は、スマートフォン向けアプリのセールスプロモーションに特化したサービスで、順調にサービスが立ち上がりつつある。前事業年度下期からユーザー数が減少していた一部媒体の取扱を第2四半期に止めた影響が大きかった。
■1~3月期の業績
第4四半期(1~3月期)に限ると、売上高26億1400万円(前四半期比0.9%増)、営業損益1億2200万円の赤字(前四半期9200万円の赤字)、経常損益1億2500万円の赤字(同9700万円の赤字)、四半期純損益2億6300万円の赤字(同6300万円の赤字)だった。QonQでは、微増収・赤字幅拡大となった。
■2014年4~6月期の見通し
2014年第1四半期(4~6月期)の業績は、売上高19億円(前年同期比1.9%増)、営業損益5000万円の赤字(同5700万円の赤字)、経常損益5000万円の赤字(同6100万円の赤字)、当期純損益4000万円の赤字(同2600万円の赤字)を見込む。
同社では、収益の主力となるソーシャルゲーム事業では、第2四半期リリースの新規ゲームが計画未達となったことに加え、他の新規ゲームもリリース時期が期初計画よりも遅れたことに加え、既存ゲームも軟調な推移となった、としている。またソーシャルラーニング事業、アドソリューション事業についても事業開発の段階にあるため、収益への寄与は限定的だった。
①エンタメウェブは、売上高63億8400万円(同17.6%減)、セグメント損益2億7200万円の赤字(同6億3700万円の黒字)だった。「ファンタジスタドールガールズロワイヤル」がユーザー獲得が計画未達となり、「フルボッコヒーローズ」や他社が配信するアニメ版権ゲーム(ジョジョとみられる)は順調な立ち上がりとなっているものの、業績への寄与は限定的だった。また「ちょこっとファーム」、「陰陽師」、「ビックリマン」が底堅く推移したものの、スマートフォン向け新規リリースにリソースを重点配分したことで、他の既存ゲームはリリースからの経年とスマートフォンへの移行が進む環境変化もあって軟調だった。
②マーケティングソリューションは、売上高6億2300万円(同21.6%減)、セグメント損益2億3100万円の赤字(同1億6200万円の赤字)だった。動画を利用したリワード広告の導入促進に加え、スマートフォン向けコンテンツ事業者を広告主とする広告サービス「HEATAPP REWARD」、「フライングガチャ」を開始した。「HEATAPP REWARD」と「フライングガチャ」は、スマートフォン向けアプリのセールスプロモーションに特化したサービスで、順調にサービスが立ち上がりつつある。前事業年度下期からユーザー数が減少していた一部媒体の取扱を第2四半期に止めた影響が大きかった。
■1~3月期の業績
第4四半期(1~3月期)に限ると、売上高26億1400万円(前四半期比0.9%増)、営業損益1億2200万円の赤字(前四半期9200万円の赤字)、経常損益1億2500万円の赤字(同9700万円の赤字)、四半期純損益2億6300万円の赤字(同6300万円の赤字)だった。QonQでは、微増収・赤字幅拡大となった。
【四半期売上高・営業利益の推移(単位:億円)】
■2014年4~6月期の見通し
2014年第1四半期(4~6月期)の業績は、売上高19億円(前年同期比1.9%増)、営業損益5000万円の赤字(同5700万円の赤字)、経常損益5000万円の赤字(同6100万円の赤字)、当期純損益4000万円の赤字(同2600万円の赤字)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793