オートデスク、米Shotgun Software社を買収…映像・ゲーム業界向け制作管理ツールと連携強化

3Dデザインソフトを提供する米オートデスク社はこのほど、映画/テレビ/ゲーム業界向けソフトを開発する米Shotgun Software社を買収することで合意した。Shotgun Softwareの制作管理用プラットフォームと、オートデスクのアニメーション制作ソフトウェアの機能連携・データ連携をさらに緊密にしていく方針だ。買収条件は非公開。

Shotgun Softwareの制作管理用プラットフォームは拡張性の高いクラウドベースのソフトで構成され、制作管理やレビュー、アセット管理の機能を持つ。

Shotgun Softwareは2006年にソリューションを提供を開始。このソリューションは、管理者向けツールやアーティスト用のビジュアルコラボレーションツールなどで構成され、幅広く利用されている。業界大手スタジオをはじめ、500社以上で幅広く採用されているという。現在のShotgun Softwareのチームは引き続き、既存顧客と新規顧客をサポートし、今後も製品開発を主導する予定だ。
 

■Shotgun Softwareの創業者兼CEO、Don Parker氏のコメント

「当社とオートデスクは、業界共通で利用できるクラウドベースの制作管理システムについて同じビジョンを持っています。今後、オートデスクの広範なグローバル ネットワークと開発リソースにより、当社が世界中で提供するプラットフォームの開発と革新が加速すると期待しています。さらに、制作プロセスを支援するツールの範囲をさらに広げ、制作スタジオを長期的に支えることができる新ソリューションを開発する予定です」
 

■米オートデスクのメディア&エンタメ事業担当上級副社長、クリス・ブラッドショー氏のコメント

「作品の制作プロセスがますます複雑になっても、グローバルな体制で業務を効率的にこなして納期と予算を守るという課題は変わりません。今回の買収で、こうした課題を解決するソリューションを提供する取り組みが加速します。Shotgun Software社はクラウドベースのツールと制作管理に対する専門知識、そして高度な技術で貢献してくれます。Shotgun Software社のチームとコミュニティーの当社への参画を歓迎します」


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