KADOKAWA、第1四半期は営業赤字に転落…売上高は前年比6%減の336億円 書籍事業が軟調、映像事業も減収

KADOKAWA<9477>は7月31日、2015年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比6%減の336億円、営業損益は1億円の赤字(前年同期は19億円の黒字)、経常利益は95%減の1億円、最終損益は6億円の赤字(前年同期は10億円の黒字)と、減収・赤字転落となった。

主力の書籍関連事業では、ここ数年好調だった一般文庫やコミックスの売上高が減少し、返品率も上昇した。雑誌・広告関連も、Webの広告収入は増加したが、雑誌販売額や雑誌広告収入の減少が続いた。映像関連も売上高が減少した。一方、ネット・デジタル関連では、電子書籍事業の売上が高い伸びを示しているという。



なお、ゲーム関連事業では、子会社化したフロム・ソフトウェアと、角川ゲームスで、企画・開発・販売における資源を相互活用し、海外市場や新しいゲームプラットフォームを見据えた事業を展開していくと説明している。

2015年3月期の連結業績予想は非開示とした。2014年10月にドワンゴとの経営統合を予定しているため、2015年3月期の配当予想額も公表していない。

 
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2581億900万円、営業利益184億5400万円、経常利益202億3600万円、最終利益113億8400万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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