テレビ東京HD、15年3月期通期の営業利益を33億円→45億円に上方修正…スポットやイベント事業、「アイカツ」などアニメが好調

テレビ東京ホールディングス<9413>は8月1日、2015年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。売上高は従来予想を13億円（1％）上回る1263億円、営業利益は12億円（36％）上回る45億円、経常利益は12億円（34％）上回る47億円、純利益は10億円（40％）上回る35億円だった。

主要事業子会社であるテレビ東京のスポット売上が前回予想を上回る見込みであることや、イベント事業収支とアニメ事業収支が予想を上回る見込みとなったことなどが理由だ。
 
同時に発表した第1四半期（4～6月）の決算をみると、アニメ事業は国内商品化が好調に推移し、「アイカツ！」などの新規作品の売上も好調だったという。イベント事業はソチオリンピック、そして世界選手権（日本開催）の後に行われた「スターズ・オン・アイス2014」、人気番組と連動した「ゴッドタンマジ歌LIVE」が好調だったという。


テレビ東京HDの第1四半期の売上高は前年同期比9.5％増の327億円、営業利益は19％減の12億円、純利益は3.3倍の9億円だった。
 
主力の地上波放送事業（テレビ東京単体）のうち、放送収入は8％増の222億円、粗利益は5％減の55億円。タイム、スポットと収入は増加したが、番組制作費が増加し、利益は減少した。ライツ事業収入は12％増の39億円、粗利益が25％増の12億円。アニメ事業の粗利益が増えたほか、イベント収入が大幅に増収増益となった。