【ゲーム株概況（8/6）】バンダイナムコHDが統合以来初の3000円台乗せ　第2四半期の上方修正を好感

8月6日の東京株式市場では、ゲーム株は売り優勢となるなか、バンダイナムコホールディングス<7832>が前日比354円高の3030円と大幅高で取引を終えた。バンダイとナムコの統合以来の高値を更新した。前日（8月5日）、好調な第1四半期決算を受けて、2015年3月期第2四半期（4～9月）の連結業績予想を上方修正した（関連記事）ことが好感された模様だ。

同社は、4～6月の連結業績予想について、売上高2550億円（前回予想2350億円）、営業利益250億円（同200億円）、経常利益250億円（同200億円）、四半期純利益160億円（同125億円）にそれぞれ上方修正を行った。通期見通しは据え置きだが、業績上振れへの期待が高まっている模様。

「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」、「ONE PIECE トレジャークルーズ」などのアプリゲームや、「ラブライブ！」や「機動戦士ガンダムUC（ユニコーン）」など映像音楽コンテンツも好調。国内のトイホビー事業でも、「ガンダム」「戦隊」「仮面ライダー」など定番IP（知的財産、版権）に加え、新規IP「妖怪ウォッチ」や女児向けIP「アイカツ！」などの新規IP商品が好調だったことが主な要因。

このほか、好決算を発表したコナミ<9766>がしっかり。決算への期待感からマーベラス<7844>も堅調だった。

他方、株価を大きく下げる銘柄も目立った。エイティング<3785>が前日比154円安の3785円、ドリコム<3793>が125円安の1920円、ケイブが125円安の1607円となった。KLab<3656>は前場中に一時プラスになる場面もあったが、ショートカバーとの見方も出ている。

また連日のストップ高となっていたアクセルマーク<3624>は反落。朝方買われたものの、利益確定の売りに押され、前日比マイナスとなった。


■株価一覧

銘柄名	コード	現在値	前日比	前日比率
バンダイナムコＨＬＤＧＳ	7832	3,030.0	354	13.23%
アエリア	3758	1,529.0	37	2.48%
マーベラス	7844	1,659.0	40	2.47%
グリー	3632	862.0	18	2.13%
コナミ	9766	2,453.0	32	1.32%
日本ファルコム	3723	1,014.0	10	1.00%
エイチーム	3662	6,990.0	30	0.43%
コロプラ	3668	3,775.0	5	0.13%
ネクソン	3659	962.0	1	0.10%
セガサミーホールディングス	6460	2,042.0	-3	-0.15%
コーエーテクモＨＤ	3635	1,496.0	-4	-0.27%
ディー・エヌ・エー	2432	1,303.0	-4	-0.31%
カプコン	9697	1,861.0	-7	-0.37%
ボルテージ	3639	1,377.0	-8	-0.58%
スクウェア・エニックス・ＨＤ	9684	2,071.0	-15	-0.72%
任天堂	7974	11,075.0	-125	-1.12%
アクセルマーク	3624	2,308.0	-27	-1.16%
クルーズ	2138	3,505.0	-45	-1.27%
ガーラ	4777	180.0	-3	-1.64%
ｅｎｉｓｈ	3667	1,324.0	-30	-2.22%
ミクシィ	2121	5,130.0	-120	-2.29%
日本一ソフトウェア	3851	688.0	-19	-2.69%
サイバーエージェント	4751	3,290.0	-105	-3.09%
ガンホー・オンライン・エンター	3765	542.0	-19	-3.39%
ＫＬａｂ	3656	1,938.0	-84	-4.15%
オルトプラス	3672	1,389.0	-67	-4.60%
モブキャスト	3664	923.0	-52	-5.33%
ケイブ	3760	1,607.0	-92	-5.41%
ドリコム	3793	1,920.0	-125	-6.11%
エイティング	3785	2,221.0	-154	-6.48%