1月15日付けの日本経済新聞朝刊は、国内ゲームソフト大手が家庭用ゲームソフトの開発本数を絞り込み、SNSやスマートフォン向けを強化する、と報じている。
報道によると、家庭用ゲーム市場が伸び悩む中、有力タイトルを複数の端末に展開し、収益源を多様化するのが狙い。家庭用ゲームソフトやアミューズメント施設の人気タイトルを展開している、とのこと。
セガサミー<6460>傘下のセガは、2011年3月期の家庭用ゲームソフトを前期比10本減の56本とする一方、スマートフォンやSNS向けのゲームを6本から39本に拡大する予定。「戦国対戦G」を1月下旬にも「GREE」で配信を開始し、3月には「龍が如く」などの配信を行うという。
コナミ<9766>では、2011年3月期の家庭用ゲームソフトを約60本と前期と同程度にするが、昨年12月末時点で、スマートフォン・SNS向けのゲームを20本リリースし、前年同期を超えるペースになっているようだ。
そのほか、カプコン<9697>は、2011年3月期は前期比17本減の55本とし、人気シリーズ「モンハン」のソーシャルゲーム版を「モバゲータウン」などで配信している。バンダイナムコHD<7832>傘下のバンダイナムコゲームスは、「ガンダム」を題材にしたゲームを展開している。