LINE、ECサービス『LINE MALL』にて“つながりによる消費”をコンセプトとした新戦略を発表、「LINE グループ購入」や「LINE ギフト」などを展開
LINEは8月27日、新サービス発表会「LINE Showcase 2014 Aug.」を六本木アカデミーヒルズタワーホールにて開催し、同社が運営するスマートフォンECサービス「LINE MALL」における今後の新戦略を発表したとのこと。
一般に、従来のPCでの利用をベースとしたECサービスにおいては、購入者は商品名を検索・スペックを比較して購入する「Pull Commerce(検索型EC)」が中心であり、特定の商品およびカテゴリーが欲しいという顕在化したニーズへの対応においては有効だが、ニーズが顕在化していないケースにおいては、必ずしも利便性が高いとは言えないのが実状だった。
その結果、経済産業省「平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」※1によると、ECの浸透を示す指標であるEC化率(小売業・サービス業における、電子商取引(EC)による取引の割合)は、日本のBtoCEC市場において3.1%に留まっており、未だ大いに改善の余地があると見込んでいる。
※1出典
このような状況のなか、LINE MALLは、従来のニーズ供給型の「Pull Commerce」ではなく、1) 誰もが簡単・安心に出品・購入でき、2) 新たな商品と出会う機会を提供することにより、新たなニーズを創出する「Push Commerce(プッシュ型EC)」サービスとして、2014年3月にプレオープン版をiPhone向けに公開した。
以来、約5ヶ月間で、送料込みのシンプルな価格設定、LINE MALLを介して商品と代金の受け渡しを仲介するエスクロー・サービス、出品者向け定額配送サービス「LINE配送」、プッシュ通知で毎日セール情報のお知らせが届く「LINE セール」など、様々な取り組みを行い、一定の成果を挙げることができたという。
そして、今回、LINE MALLでは、「商品との出会いの最大化=つながりによる消費」をコンセプトに、LINE MALLを次のステージへと飛躍させるための新戦略を発表している。
具体的には、1) スマートフォンならではの新しいつながりとして、LINEでつながっている身近な友人・知人からの推薦によって商品と出会う機会を提供、2) 地域の生産者/ショップとつながり、本来であれば産地や店頭でしか出会えない商品をスマートフォン上から購入できる機会を提供、さらに、3) 個人クリエイターとつながり、ハンドメイド商品の量産化支援を行うことで広くユーザーの購入機会を提供することにより、国内のEC市場およびLINE MALL利用者の一層の拡大につなげていくことを目指すようだ。
<以下、プレスリリースから抜粋>
■LINE グループ購入
公開時期: 8月28日開始予定
「LINE グループ購入」は、LINEでつながっている複数の友人間で、商品をまとめ買いできる機能です。
グループ購入該当商品はドリンク類、パスタや缶詰などの食品や日用品類を予定しており、該当商品をLINEの友だち・グループでまとめ買いすることによって通常の販売価格から最大50%オフで購入することができます。これにより、親しい友人や職場の同僚といった身近な友人・知人のつながりを介して、様々な商品と出会うことが可能になります。
注文方法は、まず代表者が商品の選択と、その商品をどの友だち・グループでまとめ買いするのか指定します。その後、配送方法("一箇所へまとめて配送"または"参加メンバーごとへの配送")や自身の購入個数などを入力した注文書を作成し、選択した友だちまたはグループに、LINEのメッセージで注文書を送ります。グループ購入対象商品は最低注文個数が決まっており、自身と参加メンバーの合算による購入個数が最低注文個数を上回れば購入できるようになります。
■LINE ギフト
公開時期: 2014年秋以降
「LINE ギフト」はLINEでつながっている友人にギフト商品を送ることができる機能です。
購入者は、LINE MALL内でギフト商品を購入し、LINEの友だちリストから送り先を選択するだけで、相手の住所を知らなくても送付が可能です。受取人は、LINE上で届いたメッセージから住所や配送日を設定することで、商品の受取が可能となります。
さらに、特徴的な機能として、「LINE グループ購入」同様、LINEの友だちやグループで誘い合い、該当商品の購入費用を複数人で按分(割り勘)し、特定の個人宛に送ることも可能です。これにより、例えば、出産祝いや誕生日プレゼントなどで高額のギフトを贈りたいケースでも、親しい友人や職場の同僚同士で購入費用を出し合うことで、購入しやすくなります。
■LINE マルシェ
公開時期: 年内予定
「LINE マルシェ」は、生産者とLINE MALLが契約を結び、収穫したての農作物や水揚げされたばかりの魚介類など、本来であれば産地でしか出会えない食材をLINE MALL上から直接購入できるサービスです。
今後、正式オープンに向けて商品ラインナップを拡充し、LINE MALLで売り買いの全てを補えることのできるサービスとなることを目指します。
■LINE セレクト
公開時期: 年内予定
「LINE セレクト」は、オフラインで店舗展開している人気セレクトショップとLINEMALLが契約を結び、自宅や職場にいながらにして、店頭でしか出会えない商品をLINEMALL上から直接購入できるサービスです。
今後、都内のアパレルや雑貨などのセレクトショップを中心に参加店舗を拡充し、LINE MALL内に全国各地のあらゆるセレクトショップが集まる仮想ショッピングモールの構築を目指します。
■LINE クリエイターズモール
公開時期: 未定
「LINE クリエイターズモール」は、クリエイターと工場をつなぎ、クリエイターが手がけたハンドメイド商品を量産製造できるよう、LINE MALLが支援をするサービスです。
LINE MALLの「お気に入り」登録の機能を活用し、ユーザーに商品を評価してもらい、評価が多い商品に対してはLINE MALL内の審査を経た後に、量産化のオファーをクリエイターにいたします。
LINE MALLでは、本取り組みを通じ、良質なハンドメイド商品をLINE MALL上で広くユーザーに届けること、そして、クリエイターを支援し成長をサポートすることで、LINE MALL発のブランドを創出することを目指します。
(C)LINE Corporation
一般に、従来のPCでの利用をベースとしたECサービスにおいては、購入者は商品名を検索・スペックを比較して購入する「Pull Commerce(検索型EC)」が中心であり、特定の商品およびカテゴリーが欲しいという顕在化したニーズへの対応においては有効だが、ニーズが顕在化していないケースにおいては、必ずしも利便性が高いとは言えないのが実状だった。
その結果、経済産業省「平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」※1によると、ECの浸透を示す指標であるEC化率(小売業・サービス業における、電子商取引(EC)による取引の割合)は、日本のBtoCEC市場において3.1%に留まっており、未だ大いに改善の余地があると見込んでいる。
※1出典
このような状況のなか、LINE MALLは、従来のニーズ供給型の「Pull Commerce」ではなく、1) 誰もが簡単・安心に出品・購入でき、2) 新たな商品と出会う機会を提供することにより、新たなニーズを創出する「Push Commerce(プッシュ型EC)」サービスとして、2014年3月にプレオープン版をiPhone向けに公開した。
以来、約5ヶ月間で、送料込みのシンプルな価格設定、LINE MALLを介して商品と代金の受け渡しを仲介するエスクロー・サービス、出品者向け定額配送サービス「LINE配送」、プッシュ通知で毎日セール情報のお知らせが届く「LINE セール」など、様々な取り組みを行い、一定の成果を挙げることができたという。
そして、今回、LINE MALLでは、「商品との出会いの最大化=つながりによる消費」をコンセプトに、LINE MALLを次のステージへと飛躍させるための新戦略を発表している。
具体的には、1) スマートフォンならではの新しいつながりとして、LINEでつながっている身近な友人・知人からの推薦によって商品と出会う機会を提供、2) 地域の生産者/ショップとつながり、本来であれば産地や店頭でしか出会えない商品をスマートフォン上から購入できる機会を提供、さらに、3) 個人クリエイターとつながり、ハンドメイド商品の量産化支援を行うことで広くユーザーの購入機会を提供することにより、国内のEC市場およびLINE MALL利用者の一層の拡大につなげていくことを目指すようだ。
<以下、プレスリリースから抜粋>
■LINE グループ購入
公開時期: 8月28日開始予定
「LINE グループ購入」は、LINEでつながっている複数の友人間で、商品をまとめ買いできる機能です。
グループ購入該当商品はドリンク類、パスタや缶詰などの食品や日用品類を予定しており、該当商品をLINEの友だち・グループでまとめ買いすることによって通常の販売価格から最大50%オフで購入することができます。これにより、親しい友人や職場の同僚といった身近な友人・知人のつながりを介して、様々な商品と出会うことが可能になります。
注文方法は、まず代表者が商品の選択と、その商品をどの友だち・グループでまとめ買いするのか指定します。その後、配送方法("一箇所へまとめて配送"または"参加メンバーごとへの配送")や自身の購入個数などを入力した注文書を作成し、選択した友だちまたはグループに、LINEのメッセージで注文書を送ります。グループ購入対象商品は最低注文個数が決まっており、自身と参加メンバーの合算による購入個数が最低注文個数を上回れば購入できるようになります。
■LINE ギフト
公開時期: 2014年秋以降
「LINE ギフト」はLINEでつながっている友人にギフト商品を送ることができる機能です。
購入者は、LINE MALL内でギフト商品を購入し、LINEの友だちリストから送り先を選択するだけで、相手の住所を知らなくても送付が可能です。受取人は、LINE上で届いたメッセージから住所や配送日を設定することで、商品の受取が可能となります。
さらに、特徴的な機能として、「LINE グループ購入」同様、LINEの友だちやグループで誘い合い、該当商品の購入費用を複数人で按分(割り勘)し、特定の個人宛に送ることも可能です。これにより、例えば、出産祝いや誕生日プレゼントなどで高額のギフトを贈りたいケースでも、親しい友人や職場の同僚同士で購入費用を出し合うことで、購入しやすくなります。
■LINE マルシェ
公開時期: 年内予定
「LINE マルシェ」は、生産者とLINE MALLが契約を結び、収穫したての農作物や水揚げされたばかりの魚介類など、本来であれば産地でしか出会えない食材をLINE MALL上から直接購入できるサービスです。
今後、正式オープンに向けて商品ラインナップを拡充し、LINE MALLで売り買いの全てを補えることのできるサービスとなることを目指します。
■LINE セレクト
公開時期: 年内予定
「LINE セレクト」は、オフラインで店舗展開している人気セレクトショップとLINEMALLが契約を結び、自宅や職場にいながらにして、店頭でしか出会えない商品をLINEMALL上から直接購入できるサービスです。
今後、都内のアパレルや雑貨などのセレクトショップを中心に参加店舗を拡充し、LINE MALL内に全国各地のあらゆるセレクトショップが集まる仮想ショッピングモールの構築を目指します。
■LINE クリエイターズモール
公開時期: 未定
「LINE クリエイターズモール」は、クリエイターと工場をつなぎ、クリエイターが手がけたハンドメイド商品を量産製造できるよう、LINE MALLが支援をするサービスです。
LINE MALLの「お気に入り」登録の機能を活用し、ユーザーに商品を評価してもらい、評価が多い商品に対してはLINE MALL内の審査を経た後に、量産化のオファーをクリエイターにいたします。
LINE MALLでは、本取り組みを通じ、良質なハンドメイド商品をLINE MALL上で広くユーザーに届けること、そして、クリエイターを支援し成長をサポートすることで、LINE MALL発のブランドを創出することを目指します。
(C)LINE Corporation
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ