ザッパラス、第1四半期は営業利益66%減の5900万円…スマホ向け増収もフィーチャーフォン向けの減少分を補えず

ザッパラス<3770>は、本日(9月12日)、第1四半期(2014年5月~7月期)の連結決算を発表し、売上高16億7800万円(前年同期比10.8%減)、営業利益5900万円(同65.9%減)、経常利益6300万円(同58.4%減)、四半期純利益5100万円(同40.3%減)だった。
 


同社では、収益の柱であるコンテンツ事業でスマートフォンユーザーを着実に獲得しスマートフォン売上が増加したものの、フィーチャーフォンユーザーの減少分を補うまでには至らず、売上高が減少した、としている。フィーチャーフォン向けを中心に広告宣伝費を減らしたが、減収による影響をカバーできなかった。

セグメント別の状況は以下のとおり。

①コンテンツ事業は、売上高11億4600万円(同22.1%減)、セグメント利益4億9400万円(同16.0%減)だった。拡大するスマートフォンユーザーを取り込むべく新たな集客の仕組みづくりに努めるほか、新規コンテンツの投入や新サービスの企画開発などに継続して取り組んだが、フィーチャーフォン向けサービスの売上減少を補うまでには至らなかった。

②コマース関連事業は、売上高2億2700万円(同9.5%減)、セグメント損益1億6800万円の赤字(前年同期は9200万円の赤字)だった。ビーバイイーで新商品の発売がなかったため、売上高は低調に推移した。

③海外事業は、売上高1億1600万円(同6.0%増)、セグメント損益4500万円の赤字(前年同期は3100万円の赤字)だった。着実に利益を生み出せる体制を構築すべく効率的なコンテンツ運営ノウハウの投入や、コスト構造の見直しを実施したため一時的にコストが増加したとのこと。



■2015年4月期の見通し

2015年4月期は、売上高75億円(前期比8.0%減)、営業利益0(前期7億2200万円の黒字)、経常利益0(同7億5200万円の黒字)、当期純損益1300万円の赤字(同3億7500万円の黒字)を見込む。
 
株式会社ザッパラス
http://www.zappallas.com/

会社情報

会社名
株式会社ザッパラス
設立
2000年3月
代表者
代表取締役 玉置 真理
決算期
4月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3770
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