ブロッコリー<2706>は、本日(10月9日)、第2四半期累計(2014年3月~8月期)の決算を発表し、売上高30億8400万円(前年同期比7.0%減)、営業利益8億0600万円(同25.3%減)、経常利益8億0500万円(同25.3%減)、四半期純利益5億0500万円(同48.6%減)と減収減益で着地した。
同社では、期初の計画に対しては好調に推移しているものの、第2四半期累計期間で新作ゲームの発売がなかったことなど、前年同期とのタイトル発売時期の相違があるため、としている。また販売管理費については、販売業務に関する費用の増加も響いたという。各部門の状況は以下のとおり。
■ゲーム部門
『うたの☆プリンスさまっ♪All Star』『うたの☆プリンスさまっ♪Repeat』をはじめとした『うたの☆プリンスさまっ♪』関連作品のバックオーダーが計画に対し好調に推移した。また、同社ゲームソフト『神々の悪戯』を原作としたTVアニメ『神々の悪戯』が放映されたことに伴い、同ゲームソフトのバックオーダーも好調に推移した。
■CD部門
4月から7月にかけて発売した『うたの☆プリンスさまっ♪アイドルソング』新シリーズ4作、8月に発売した『うたの☆プリンスさまっ♪カルテットアイドルソング』が全作品ともに、オリコン週間シングルランキングでTOP10入りし、中でも『うたの☆プリンスさまっ♪カルテットアイドルソング』は第3位にランクインした。また、同社初の男性専属アーティスト蒼井翔太さんも8月6日に2ndシングル『TRUE HEARTS』を発売する等、順調な売上で推移した。
■カードゲーム部門
2014年4月に第8弾『神祖の胎動』、7月に第9弾『覇者の覚醒』を発売したトレーディングカードゲーム『Z/X -Zillions of enemy X-』シリーズの売上が、順調に推移した。
■グッズ部門
『うたの☆プリンスさまっ♪』の関連グッズが大変好調で、2014年7月から原宿にて期間限定オープンしているコンセプトショップ『SHINING STORE(シャイニングストア)』でのグッズ販売も好調に推移している。また、他社男性向けコンテンツの関連グッズもヒット作品に恵まれたこともあり、計画に対し大変好調に推移したとのこと。
■2015年2月期の見通し
2015年2月期は、売上高64~70億円(前期比5.7%減~3.2%増)、営業利益16~20億円(同25.6%減~7.0%減)、経常利益16~20億円(同25.6%減~7.0%減)、当期純利益10~12億円(同47.6%減~37.1%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706