LINEは、10月22日、「LINE GAME」で配信予定の本格シミュレーションRPG『LINE アルビオン戦記』(iPhone・Android対応/無料)のメディア向け先行体験会を開催した。
本作は、主人公である英雄と傭兵を選択して自分だけのチームを編成し、敵を倒してゲームを進める「LINE GAME」初となる本格シミュレーションRPG。なお、開発は韓国YD Onlineが務めている。本稿では、一足先に触れて分かった本作のゲーム概要と雑感を、リリース前にお伝えしようと思う。
■5人の英雄と150体以上の傭兵と…
はじめにプレイヤーは、5人の英雄の中から、主人公となる英雄を1人決定し、ステージごとに最大5種類の傭兵を選択してオリジナルのチームを編成していく。英雄はタイプによってスキルが異なるほか、専用スキルも存在。ゲーム開始時は1人しか選択できないが、課金アイテムのスターを使用することで他の英雄も選択できるようだ。なお、現在判明しているアップデートでは、今後新たに2人の英雄が追加される。
また、主人公の仲間として活躍してくれる傭兵は、リリース当初から150体以上も存在。全体攻撃や貫通攻撃など、スキルバリエーションに富んだキャラクターがいる。そしてゲーム内に登場するキャラクターは、ただのドット表現だけではなくて、アニメ風のイメージで可愛らしく仕上がっている。
なお、バトルを通して経験値をあげることで傭兵を育成するほか、ステージクリアの報酬で獲得したゴールドを使って英雄のスキルをアップしたり、強化したりすることでチーム全体のレベルを上げていくことも可能。進化はレベルMAXのキャラ+進化素材1つという限りなくシンプル設計になっているのも魅力だ。
▲英雄のステータス画面
▲傭兵レベルアップ画面
■英雄紹介
■商人 メリッサ (攻撃)
攻撃★3、体力★2、スキル★2 (満点★5)
伝説の商人「カルビンディオス」のマイペースな一人娘。遠距離でも高い命中率を誇るスリングショットを使い、ラッキー系のスキルが多い。
■騎士 フリード (防御)
攻撃★2、体力★4、スキル★1 (満点★5)
幼い頃にベルマニクス騎士団に入団した。純粋で正義感の溢れる見習い騎士。高い防御力とスピアを使った貫通スキルが特徴。
■頭領 ベロニカ (特殊)
攻撃★3、体力★2、スキル★3 (満点★5)
砂漠の暗殺団体である「デイモロ」の英雄。超人的な素早い動きと、毒を利用した暗殺技で致命的なダメージを与える。
■術師 アシュトン(サポート)
攻撃★1、体力★1、スキル★4 (満点★5)
花を愛し、すべてのものに花の名前をつける見習いの魔法使い。元素系魔法が得意で複数の敵に力を発揮する。
■僧侶 ファティマ(回復)
攻撃★2、体力★2、スキル★3 (満点★5)
光の聖女エデルリンの名を継ぎ、聖職者の道を歩んだプリースト。彼女の祈りはすべての脅威から味方を守ってくれる。
■出撃前の下準備
『LINE アルビオン戦記』はMAP進行型を採用。1つのワールドに6つのフィールドがあり、各9つのステージ+ボーナス1つの合計10ステージで構成されている。なお、上位傭兵を入手しやすいボーナスステージでは、入場するためにフレンドメダルが必要となる。フレンドメダルは、お互いに日々プレゼントすることで入手が可能。
パーティー構成は、プレイヤーの英雄(1名)+傭兵(4名)+フレンド(1名)の最大6名パーティー。自分の所有する傭兵リストからドラッグさせてパーティーを構成していくが、自動編成で簡単かつ瞬時に編成することも可能。
また、バトル出撃前にはアイテムを選べられる。出撃時にキャラクターを強化する「プレミアムアイテム」は、6種のアイテムでバトルを優位に進めることが可能。バトル中に戦略的に使用する「バトルアイテム」は、初期状態では3つのアイテムを持てる。アイテムには使用回数に制限があり、英雄のレベルに合わせて上限がアップするというが、あまり序盤ではアイテムに頼ることはないとのこと。中盤移行はアイテムの使い方が重要になってくるようだ。
■簡単に見えて気の抜けないバトルシステム
さて、ここからは「バトル」について。基本的にバトルはオートで進行し、誰でも遊べる簡単操作を採用しているが、キャラクターのアイコンが光ればタップしてスキルを発動できる。どのような場面でどのスキル、どのアイテムを使うのかが本作では攻略の鍵となってくるようだ。
また、通常のスキルより効果の高い「BURST スキル」は、キャラクターアイコンにランダムで“BURST”の文字が表示され、これをタイミングよくタップできれば発動できる。しかし、表示されている時間は極めて短い。形勢逆転のチャンスにもなり得るほど強力なスキルのため、見逃さないよう確実に狙っておきたいスキルである。
そのほか、一度クリアしたステージはスキルも自動で発動してくれるAIモード(オート)や、通常・1.5倍・2倍速の3つのモード選択ができる倍速モードなど、より快適にプレイできるようなシステムを備えている。ちなみに2倍速はレベル10から解禁するとのこと。もちろん速度を上げると、「BURST スキル」の表示も短縮される。
▲ターゲットは自分で選ぶことはできないが、傭兵や英雄が持つスキルによって「体力の少ない敵を攻撃しやすい」など臨機応変に立ち回ることがあるようだ。
ちなみにバトルでは、英雄が死亡すると敗北となる。バトルには制限時間が設けられており、クリアタイムや傭兵の生死条件でステージ評価が決定。3ツ星クリアで初回はスター(課金アイテム)1個を獲得できる。さらに、バトル終了後はルーレットでアイテムが必ずGETできるなどの豪華仕様。また、クリア目標タイムを大きく過ぎると、警告が表示されて敵が強力になる「バーサーカーモード」に突入。そのため、『LINE アルビオン戦記』ではいかに早くバトルを終わらせるかが一番美しい戦い方になろう。
また、進化素材やレア傭兵などが手に入る曜日ステージやイベントステージも存在するほか、週末だけ出現するボスバトルにも注目。ボスバトルでは、全プレイヤーと力を合わせて討伐に挑んでいく。ボスの討伐に成功すれば、参加者全員に報酬が貰える。もちろん、貢献度の高いプレイヤーほど良い報酬が得られるのだが、レベルの低いプレイヤーにも配慮しており、貢献度ランキングが7777位などのゾロ目入賞でも希少価値の高い報酬を手に入ることもあるようだ。
▲レイドボス
ガチャには「フレンドガチャ」と「スターガチャ」の2種類が存在。友達と贈りあえるフレンドメダルで回す「フレンドガチャ」では、レア度★1~★3の傭兵が手に入る。ゲームプレイや課金で入手したスターで回す「スターガチャ」では、レア度★3~★6の傭兵が手に入る。ちなみにスターガチャは1回スター30個が必要。続けて回すとスター25個に割引されるのが特徴。
また、「LINE」お馴染みのフレンド機能も充実。友達にプレゼントを贈ったり、友達招待することで特別なアイテムも入手可能だ。
■制限時間がゲームに与えてくれる疾走感
LINEは、先日開催された事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」において、これまで『LINE:ディズニーツムツム』『LINE レンジャー』などカジュアルゲームを中心に提供してきた「LINE GAME」を、今後ミドルコア~コアゲームも含めた、より多様性のあるラインアップを提供していくことを発表した。その第1弾としてリリースされるのが『LINE アルビオン戦記』である。
実際に遊んでみた雑感としては、ゲームオンの『HELLO HERO』と同様のオートプレイを採用した手軽なスマホ向けRPGとして、とても好印象。何よりもバトルにおいて制限時間を設けたことが大きい。オートプレイのため、やや単調なバトルが展開されるかと思いきや、スキルの発動タイミングを考慮して、かつ瞬時に表示される「BURST スキル」の存在でサクサク遊べつつも集中してゲームが楽しめる。
プレイヤーは、評価にも関わるほか、下手すれば「バーサーカーモード」に突入しかねない、この“制限時間”という枠に縛られるのだが、バトルを1秒でも早く終わらせるためにコマンドを繰り出していく疾走感と、クリアタイムの評価が高いときの達成感は確かに味わえる作品だ。
ちなみに先行体験会では、LINE株式会社ゲーム事業部の佐藤悟氏より、直近予定されている今後のアップデート情報も公開された。おもにフレンド同士のプレイ要素を大幅に拡張させた「ギルドシステム」「PvP/コロシアムシステム」「チェーンスキルシステム」のコンテンツが追加予定とのこと。
■事前登録
現在『LINE アルビオン戦記』では、2014年10月26日(日)23:59まで事前登録を受付中だ。期間中、事前登録をした全ユーザーに、★1~6まである傭兵のうち★4~5のレア傭兵とガチャクーポン、ゲーム内で役立つアイテムのセットがプレゼントされる。
なお、本作は10月29日(水)リリース予定となる。
■『LINE アルビオン戦記』
(c)2014 YD Online Corp.
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ