CRI・ミドルウェアが東証マザーズに上場! 家庭用ゲーム、スマホのネイティブアプリで使われるミドルウェアで豊富な実績

東証は10月22日、CRI・ミドルウェアの東証マザーズ上場を承認した。同社は映像・音声に特化したミドルウェアに関する許諾事業を手掛けており、ゲーム分野向けでは、統合型サウンドミドルウェア「CRI ADX2」や高画質・高機能ムービーミドルウェア「CRI Sofdec2」、ファイル圧縮・パッキングミドルウェア「ファイルマジックPRO」を主力としている。これらのソフトは家庭用ゲームソフト、スマホのネイティブアプリなどで幅広く採用されており、これまでに全世界で2800以上のゲーム・アプリに採用された実績を持っている。ほか、遊技機向けプラットフォームに特化した、音声関連ミドルウェアや映像関連ミドルウェアも手掛けている。



証券コードは「3698」となり、上場予定日は11月27日。上場に伴い11万株の公募と16万6000株の売出し、4万株のオーバーアロットメントによる売出しを実施する。売出し株の放出元は筆頭株主のセガ(24.29%、10月22日現在)が10万株、CSK-VCサステナビリティ・ファンド投資事業組合が5万株、元セガ副社長でもある鈴木久司氏が1万6000株となっている。上場時の発行済み株式数は139万9400株となる見通し。


2013年9月期の連結売上高は9億8814万円、経常利益は8329万円、純利益は5308万円だった。2013年9月時点での従業員数は62名。
 



 
なお、主な沿革は、2001年8月に株式会社CSK総合研究所からミドルウェア部門が独立する形で設立。2004年5月に役員・従業員によるEBO(エンプロイー・バイアウト、従業員買収)の形で資本的な独立も果たした。2005年1月には商号を現在のCRI・ミドルウェアに変更し、2006年2月に米カリフォルニアに連結子会社を設立、2009年10月には現在の本社(渋谷区渋谷)に移転している。


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・企業概要

・会社サイト
株式会社CRI・ミドルウェア
http://www.cri-mw.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CRI・ミドルウェア
設立
2001年8月
代表者
代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
決算期
9月
直近業績
売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3698
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