現在リアルスタイルでは、今後の事業拡大のため、様々な職種で採用面に力を入れている。
同社と言えば、元コーエー社長の小松清志氏(現:代表取締役社長)と『戦国無双』シリーズの開発者でも知られる杉山芳樹氏(現:専務取締役)の2名が率いているゲーム会社。コンシューマゲームとソーシャルゲーム双方の開発に携わった経験を持つクリエイターが多く在籍しているのが特徴。
「Social Game Info」では同社についてインタビューを実施し、3回にわたる連載記事をお届けする。今回は第2回であり『戦国X』現状のサービスを支える運営チームに、同社の魅力、そして開発現場の雰囲気など、様々な視点からお話を聞いてきた。
■リアルスタイル代表作
■『戦国X』
本作は戦国を題材としたリアルストラテジーゲーム。簡単・お手軽に爽快な軍勢バトルを楽しめる事を作品コンセプトとしている。最も特徴的な部分は合戦。合戦では自軍・敵軍の武将・兵士数百人が入り乱れ、実際の戦場らしくド派手で臨場感のある(“わらわら感”のある)軍勢バトルが楽しめる。
■『拡散性ミリオンアーサー』
大人気の『拡散性ミリオンアーサー』をニンテンドー3DSに移植。デュアルスクリーンと最適化されたインターフェース・ボタン操作で、快適にゲームが楽しめる。
■『宇宙戦艦ヤマト2199 Cosmo Guardian』
アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』をモチーフにしたスマートフォン向けゲームアプリケーションです。プレイヤーは地球軍の士官候補生となり様々なミッションに挑んでいきます。
■『戦国X』運営チーム中核メンバーに訊く
株式会社リアルスタイル
『戦国X』運営責任者
『戦国X』クライアントエンジニア
『戦国X』サーバーサイドエンジニア
――:本日はよろしくお願いします。お三方とも『戦国X』の事業を支える中核メンバーとのことですが、そもそも、みなさんがリアルスタイルに入社されたきっかけは何だったのでしょうか。
クライアントエンジニア:きっかけは弊社代表の小松(代表取締役社長:小松清志氏)からの誘いです。リアルスタイルにはコーエーテクモゲームス社はじめするソーシャルゲーム業界や、オンラインゲーム業界出身のスタッフも多数在籍しています。オンラインゲームなどのネットワーク技術のあるスタッフがそろっており、自分自身が新たな挑戦をしながらエンジニアとしてのスキルを高め成長出来る環境があり、魅力を感じました。その中で決め手となったのは小松の人間性に惹かれた事ですね。
運営責任者:私も同じように、小松と杉山(専務取締役:杉山芳樹氏)をはじめ、スタッフ含めて、面白い人が集まっている会社という印象で、会社組織として“何か面白いモノ(サービス)が生まれる”という期待感を感じ、入社を決めました。
サーバーサイドエンジニア:私は前職では技術的に物足りなさを感じていて、新しいことをやりたいと感じていたところ、スマートフォンアプリ開発だけでなく、コンシューマゲーム開発にも携わる事が出来るリアルスタイルには、自身が成長出来る環境があると考え入社しました。
――:ありがとうございます。たしかに、御社の魅力はスマートフォンアプリだけでなく、コンシューマタイトル含めてプロジェクトラインが多岐にわたる部分があると思います。実際に入社した後の、社内の雰囲気、印象はいかがでしたか。
クライアントエンジニア:日常での会話・コミュニケーションは多いように思いますね、意見交換は活発に行われています。
サーバーサイドエンジニア:同じプロジェクトチームメンバーだけでなく、他プロジェクトメンバー含め、意見交換やアドバイスなど、横のコミュニケーションが多いのはリアルスタイルの魅力の一つかもしれません。
クライアントエンジニア:若いスタッフも積極的に発言はしていますしね。
運営責任者:そうですね、全体的に意見はよく交わされています。そのような発言、意見交換を通じて活気あるプロジェクトチームや組織つくりをするように心掛けています。
――:やはり若いスタッフも活躍されているのですね。
運営責任者:やはり次の会社を成長させていくのは若いスタッフです。リアルスタイルでは若いスタッフにも積極的に重要な業務を担当させます。同時にフォローする体制を持たせサービスの質を担保する仕組みつくりを行い、プロジェクトを管理しています。その中でスタッフ各々には積極的に挑戦し成長して欲しいと考えております。
クライアントエンジニア:若いスタッフにとっても、安心して業務に取り組める環境だと思います。
――:恐らく若いスタッフにとってもコンシューマなどを含む様々な案件に携われる御社の環境は、成長できるきっかけにも繋がるのではないでしょうか。
クライアントエンジニア:ええ、そうですね。実際に私自身もそうでしたから。(笑)様々なプロジェクトを経験できるからこそ得られる技術などもあるため、吸収できることが沢山あります。
運営責任者:そうですね。現在進んでいる『戦国X』、バンダイナムコゲームス社『宇宙戦艦ヤマト2199 Cosmo Guardian』、スクウェア・エニックス社のニンテンドー3DS版『拡散性ミリオンアーサー』など、全て異なる体制・作り方になっています。その異なる体制・作り方経験する事も、技術を高め知見を広げる機会になります。
サーバーサイドエンジニア:そうですね、複数のプロジェクトに携わり経験値を積む事で、発見する事が多くなります。たとえば『戦国X』の開発面で得た技術力を『宇宙戦艦ヤマト2199 Cosmo Guardian』にも反映させるなど、逆もまた然りです。
――:御社では、現在新しい開発ラインが増えているとお聞きしています。
運営責任者:はい。自社タイトルの新規開発、海外展開、外部受注案件等、様々な企画が動いています。ちょうど今リアルスタイルは大きく成長するタイミングなのだと思います。その中で、おそらくこれから入社される方は、どこのプロジェクトに入っても新しい経験と発見が必ずあるので、チャンスはいっぱいあると思っています。
クライアントエンジニア:そうですね、いま入社すれば、上流からの設計をはじめ多くの案件に参加できる面白い機会があると思います。
――:会社の成長期となると内部的にもさまざまな課題が出てくるものですが、御社ではどのような状況でしょうか。
運営責任者:やはり、組織として会社全体を成長させたいですね。課題は多いですが、成長・レベルアップをするためにはやはり、まずは実績・経験を積み重ねる必要があります。人材も積極的に募集し、今後プロジェクトラインも増やしていきます。
――:なるほど。では現在リアルスタイルでは、様々な職種で新しい人員を募集しているとの事ですが、どのような人物像を求めているのでしょうか。
運営責任者:私自身が心がけていることでもありますが、“良い”と感じたものや、アドバイスしたものを素直に受け入れて、それらを自分のなかで吸収し、積極的にアウトプットできる方が欲しいです。ぜひ、我々と一緒にゲーム業界を盛り上げてくれる方、お待ちしております。
クライアントエンジニア:自分たちのゲームを一番に愛して遊んでくれる人がいいですね。あくまでも業務を仕事として捉えずに、どこか楽しみながらやってくれる人はいいかもしれません。楽しみながらできる人は、作業を振られて受身でいる人にはならず、おのずと「これやってみよう」といった形で行動してくれるので、そういう方たちと一緒に働きたいですね。
サーバーサイドエンジニア:やはり私も同じく能動的な方と一緒に働きたいですね。新しい知識を身につけたいという思いを持ち挑戦をする姿勢があれば、成長できると思います。
――:分かりました。それでは、最後に『戦国X』の今後の展望について教えてください。
運営責任者:リアルタイムストラテジーゲームは、どうしてもゲーム性が似てしまうところもありますが、現在、弊社の『戦国X』では独自の遊び方を入れるために動いています。「我々が掲げるストラテジーは、こういうゲームだ」ということを念頭に、今後のアップデートも進めていきます。ぜひ、『戦国X』もよろしくお願いします。
第3回では、リアルスタイルの開発部長のインタビューを実施。引き続き、同社が掲げるものづくりで大事にしていることやマインドについて聞いてみた。こちらは後日掲載。
■リアルスタイル
■『戦国X』
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会社情報
- 会社名
- 株式会社リアルスタイル
- 設立
- 2008年6月
- 代表者
- 菅井 健太
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- コロプラのグループ会社。
【事業内容】
・スマートフォン、タブレット向けネイティブアプリの企画、開発、運営
・PC、携帯電話向けブラウザゲームの企画、開発、運営 - 上場区分
- 未上場