12月29日の東京株式市場は、日経平均株価は反落し、前日比89.12円安の1万7729.84円で取引を終えた。前場は前週末の米市場高や為替の円安推移などを背景に続伸の展開となっていたものの、厚生労働省が国内で初のエボラ出血熱の感染事例の疑いを公表したことで後場は市場心理が悪化、一転マイナスに転じた。また、そうした状況もあり、市場の物色対象はエボラ関連銘柄などに大きく向かう状況となった。
そうした中でゲーム関連銘柄の動きを見てみると、ガーラ<4777>が6日連続のストップ高と異彩を放っている。ただ、もともと200円処で推移していた株価は既に3倍超となっており、ここからソフトランディングできるのかどうかは懸念されるところだ。
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また、日本一ソフトウェア<3851>やケイブ<3760>も買われた。ケイブは5月決算銘柄ということで、第2四半期決算(6~11月)の発表が1月14日に予定されており、それを先回り買いする動きも出ているようだ。
半面、26日に初値を付けたカヤック<3904>とエクストリーム<6033>の2社は、この日はともに大幅安。両社は年末を前に利益確定売りが優勢となっているようだ。
ほか、12月25日にフジテレビ、クリームフィールドと共同で戦略型ダンジョンRPG『ソウル オブ クリスタル』の事前登録を開始(関連記事)したアクセルマーク<3624>は続伸したが、一時付けた5100円からは上げ幅を大きく縮小した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777