インタースペース<2122>は、2月10日、2015年9月期第1四半期（10～12月）の連結決算を発表、売上高は42億5300万円（前年同期比22.5％増）と増収ながら、営業利益は2000万円（同85.6％減）、経常利益は2600万円（同81.9％減）、四半期純損益は2200万円の赤字（前年同期実績8300万円の黒字）と大幅減益、最終赤字に終わった。
各セグメントごとの状況は下記の通り。
■インターネット広告事業
主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」において、為替市場のトレンドを背景に「FX・証券」ジャンルのプログラムが堅調に推移したほか、「Eコマース」についてはコスメ、単品通販などが好調で、スマートフォンの普及や購買手段の多様化による影響もあり前年同期比63.2％増加した。一方、店舗アフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」では、携帯端末販売の減少が影響し、アプリの販売は同15.4％増加したものの、前四半期比では減少した。
また、海外事業は、2014年11月にインドネシア大手ポータルメディアである「detik.com」との独占業務提携を実施。「ACCESSTRADE」との連携を行ったことで提携メディア数が大きく増加た。2014年12月には、海外4カ国目となるベトナムへの進出を決定し、現地広告ネットワークを展開するMWORK CORPORATIONとの資本業務提携を行い、早期進出に向けた準備を進めている。
■メディア運営事業
収益の中心である「ママスタジアム」において、好調のタレントコラムなどコンテンツを増加させたことが功を奏し、月間ユニークユーザー数は270万人と引き続き増加。一方、恋愛ソーシャルゲームは、既存タイトルの減少傾向に加え新規タイトルの不調が影響し、前年同期比および前四半期比においてともに数字を大きく落とす結果となった。
■2015年9月期通期の予想は変更なし
なお、2015年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高89億4900万円（前期比13.2％増）、営業利益6億6000万円（同15.5％減）、経常利益6億5400万円（同17.2％減）、当期純利益2億8400万円（同26.3％減）の見込み。
