【ゲーム株概況(3/2)】シリコンスタジオが1万6000円台乗せ カプコンなど大手ゲーム株は軒並み高 タイトル好調のKLabが1100円台を回復
3月2日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅ながら3日続伸し、前日比28.94円高の1万8826.88円で取引を終えた。朝方は1万8900円台に乗せる場面もあったが、さすがにここまで約1ヶ月で約1000円上昇してきたこともあり、一巡後は利益確定売りに押された。ただ、先行きの景気回復期待も高く、下値では押し目買いも入り、方向感に欠ける展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、カプコン<9697>が新高値を付けたほか、コーエーテクモHD<3635>、バンダイナムコHD<7832>も買われるなど大手ゲーム株が軒並み高。前週末は利益確定の売りに押されたシリコンスタジオ<3907>もこの日は大幅反発し、1万6000円台に乗せてきた。
また、KLab<3656>が大幅続伸し、1100円台を回復した。同社は2月25日に『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』の国内ユーザー数が800万人を突破したと発表(関連記事)、同27日には『クリスタルファンタジア』の100万DL突破(関連記事)を発表しており、タイトルの好調さがあらためて意識されているようだ。なお、株価は決算発表後に空けたマドを埋める展開も期待されるところだ。
ほか、モブキャスト<3664>やイグニス<3689>、カヤック<3904>なども買われた。
半面、アクロディア<3823>やマーベラス<7844>の下げがきつく、オルトプラス<3672>は『ASTRAL GAZER アストラルゲイザー』の正式サービス開始(関連記事)を受けて、一時1300円台まで急騰したものの、一巡後は材料出尽くしと見た売り物に押されて、マイナス圏に沈んだ。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907