【ゲームエンタメ株概況(12/15)】ディズニーIPのオリジナルオンラインゲームを開発中と発表のcolyがS高比例配分に 2Q決算が営業赤字転落のgumiは反落

12月15日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比668.44円安の5万168.11円で取引を終えた。本日発表された日銀短観を受けて、日銀の金融政策決定会合で追加利上げとなる観測が強まったことで、日経平均は一時5万円大台割れまで売られる展開となった。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業97銘柄のうち、上昇は60銘柄(62%)、下落は30銘柄(31%)、変わらずは7銘柄(7%)で、全体市場とは逆に上昇した銘柄のほうが多かった。

その中で、coly<4175>に朝方から買いが殺到し、ストップ高比例配分となった。colyは、これまで情報を開示していた大手エンターテインメント企業とのオリジナルオンラインゲームの取引先がウォルト・ディズニー・ジャパンであると明らかにしたことが市場のサプライズとなったようだ。

また、カヤック<3904>やモバイルファクトリー<3912>、Aiming<3911>、東映アニメ<4816>などが買われた。

家庭用大手ゲーム株では、シンガポールのアクティビストファンドである3Dインベストメント・パートナーズによる保有比率が15.40%に上昇したスクウェア・エニックスHD<9684>が5日ぶりに反発した。

半面、前週末12月12日に発表した第2四半期決算が1億6300万円の営業赤字に転落したgumi<3903>が反落した。

決算関連では、第3四半期決算がWebソリューションセグメントで発生した2件の不採算案件の影響で赤字計上となったアピリッツ<4174>も反落した。

同じく第1四半期決算が2ケタ減収、各利益項目とも赤字計上となったLink-Uグループ<4446>や、第3四半期決算が第2四半期時点での営業増益から営業減益に転じたGENDA<9166>も反落した。

ほか、KLab<3656>が一時413円と年初来高値を更新した後、370円台割れまで売られる場面があるなど乱高下した。

株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高89億4200万円、営業利益3億7000万円、経常利益21億300万円、最終利益20億6300万円(2025年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
企業データを見る
株式会社coly(コリー)
https://colyinc.com/

会社情報

会社名
株式会社coly(コリー)
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
決算期
1月
直近業績
売上高65億円、営業損益5億1600万円の赤字、経常損益5億1000万円の赤字、最終損益5億4600万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
4175
企業データを見る