【App Annie調査】2014年の年間売上トップ52企業を選定…東アジア勢の躍進が続く 日本勢はトップ10に5社、全体で17社がランクイン


App Annieは2014年の年間売上トップ52パブリッシャーを発表した。これは世界のスマホアプリ開発企業を対象に、App StoreとGoogle Playの2つのマーケットにおいて、2014年の1年間で収益が大きかった上位52社を集計したものとなる。

トップとなったのはSupercell、2位はkingとなった。米国ランキングなどで覇を競い合う両社がここでも白熱の争いを繰り広げている。

日本勢は、昨年首位だったガンホー<3765>が3位、LINEが4位、コロプラ<3668>が6位、ミクシィ<2121>が8位、バンダイナムコゲームスが10位と5社がトップ10にランクインした。昨年トップ10に入っていたグリー<3632>と、ディー・エヌ・エー<2432>が順位を落とし、コロプラ、ミクシィ、バンダイナムコゲームスが上位に進出した形だが、特にミクシィは昨年はトップ30にも入っていなかっただけに、『モンスト』による躍進ぶりがあらためて実感される。
 

■東アジア勢の躍進が今年も続く


昨年トップ52中、26社を占めていた東アジア勢は、今年は29社とさらにその存在感を増している。順位を見ても、中国のTencentが5位に、韓国のGAMEVILが11位に入るなど、大きく順位を伸ばしている。ちなみに中国勢ではIGGも29位に入っている。

日本勢はトップ10に入った5社以外にも、グリーが12位、セガが13位、スクウェア・エニックスが14位、サイバーエージェント<4751>が17位、ディー・エヌ・エーが19位など、合計17社がランクインした。

以下、トップ52から上位30位を抜き出して、表にした。2013年のトップ52に顔を出していない企業は、変動部分に「NEW」と表記した。30位以下はApp Annieのサイトを参照してもらいたい。

 
順位
パブリッシャー 本部
2013年
変動
1 Supercell フィンランド 2 ↑1
2 King イギリス 3 ↑1
3 ガンホー<3765> 日本 1 ↓2
4 LINE 日本 4 →0
5 Tencent 中国 34 ↑29
6 コロプラ<3668> 日本 11 ↑5
7 Electronic Arts アメリカ 5 ↓2
8 ミクシィ<2121> 日本 - NEW
9 Machine Zone アメリカ 38 ↑29
10 バンダイナムコゲームス<7832> 日本 16 ↑6
11 GAMEVIL 韓国 26 ↑15
12 グリー<3632> 日本 6 ↓6
13 セガ<6460> 日本 14 ↑1
14 スクウェア・エニックス<9684> 日本 28 ↑14
15 Kabam アメリカ 9 ↓6
16 Caesars Entertainment アメリカ 15 ↓1
17 サイバーエージェント<4751> 日本 17 →0
18 Zynga アメリカ 13 ↓5
19 ディー・エヌ・エー<2432> 日本 8 ↓11
20 Gameloft フランス 10 ↓10
21 CJ Group 韓国 7 ↓14
22 gumi<3903> 日本 - NEW
23 Glu アメリカ 23 →0
24 Netmarble 韓国 - NEW
25 Storm8 アメリカ 12 ↓13
26 KLab<3656> 日本 27 ↑1
27 Disney アメリカ 20 ↓7
28 Big Fish Games アメリカ 18 ↓10
29 IGG 中国 - NEW
30 KONAMI<9766> 日本 - NEW


■関連リンク

2014年の年間売上トップ52パブリリシャー

2013年の年間売上トップ52パブリッシャー

 
data.ai(旧App Annie)

会社情報

会社名
data.ai(旧App Annie)
企業データを見る