3月5日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比48.24円高の1万8751.84円で取引を終えた。企業業績への期待感などから先物主導で上昇する展開となったものの、前日の米市場安などが重しとなり、上値が重い展開が続いた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、モブキャスト<3664>が大幅高。新たな材料が浮上したわけではないが、3日に『【18】』の事前登録者数が18万人を突破したことを発表(関連記事)し、配信開始日も3月12日としたことから、その収益貢献への期待が高まっているようだ。
また、任天堂<7974>が高く、gumi<3903>も6日に発表を予定している上場後初の決算(第3四半期決算)発表への期待感から買われた。ただし、gumiは引け後に2015年4月期業績予想の大幅下方修正を発表(関連記事)しており、明日の株価の動きは注意が必要となりそうだ。
ほか、コロプラ<3668>が反発し、2900円台を回復した。同社は、FTSEオールワールド指数に新規採用されたことが市場で好感されたようだ。なお、同じくFTSEオールワールド指数に新規採用されたサイバーエージェント<4751>も堅調。
半面、シリコンスタジオ<3907>が急反落したほか、ガーラ<4777>やアクロディア<3823>が続落した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664