【アプリ調査】無料ランキングで上位に浮上…Hit-Pointの『-ねこあつめ-』は手軽さと癒しが好評 猫たちのコンプリートには意外なやり込み要素も
今年に入って、App Store、Google Playの無料ランキング(ゲームカテゴリー)で一気に上位に浮上してきたタイトルがある。それがHit-Pointの『-ねこあつめ-』だ。
下のグラフはApp Store、Google Playのランキング推移となるが、どちらも今年の1月以降、急速にランキングが上昇、直近はトップ10圏内での推移が続いている。
ゲームの内容はというと、至って簡単で、ご飯とグッズを庭先に設置し、猫が来るのを待つというもの。いわゆる放置ゲームということになる。だが、これが「とにかく癒される」と高評価を受けているのだ。
出所:AppAnnie
では、実際にどうなのかということで、筆者もプレイしてみた。
まずは、チュートリアルに従って、庭先にご飯となる「お徳用かりかり」と遊び道具(グッズ)を設置。一度、ゲームを落として再起動すると早速、猫が遊びにきた。では、この猫に何かできるのかというと、そうではなく、基本は眺めるというのがこのゲームのコンセプトとなる。ここまでだと手応えに乏しいというのが正直な実感だ。
ちなみに、遊びにきた猫は「ねこてちょう」に記録される。猫の種類は筆者がプレイした時点では34種類ということで、「これは軽くコンプリートできるかも」と思ったのだが…
これがなかなかに道が険しい…
ちなみにこの記事執筆時で、16種類の猫たちが遊びにきてくれている。
調べてみると、なんでもこだわりの遊び道具(グッズ)にしか興味をしめさないレア猫もいるとか。当初思った以上にやり込み要素がある。
遊びに来た猫たちは、お礼に「にぼし」を置いていく。この「にぼし」がゲーム内通貨という位置付けだ。ちなみに「銀にぼし」と「金にぼし」があり、「金にぼし」が上位通貨となる。ゲームの課金要素としては、この「金にぼし」の販売が該当する。だが、遊びに来た猫たちが「にぼし」を置いていってくれるので、著しく不足するということはない。
ただ、購入できるご飯・遊び道具(グッズ)の種類が、この記事執筆時で68種類あり、いろいろと取り揃えようと思ったら…
そう考えると、課金要素としてある程度の機能は果たしているものと思われる。なお、App Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)では、100位前後をうろうろしている状況だ。
さて、このゲーム、ご飯とグッズを設置した後は、基本的に庭先をちょこっとのぞくだけということになるので、何かの合間にちょっと様子を見ることになるのだが、そのタイミングでたくさんの猫が来ているとなんか嬉しくなる。逆に全然居ないとこれが思った以上にがっかりする。なので、「また時間を置いて様子を見てみよう!」という心理になりやすい。この辺がハマる要素なのかもしれない。
▲全然居ないとなんかさびしい…
筆者もなんだかんだで、遊び道具(グッズ)の種類を変えたりしつつ、庭先をのぞいてしまう。そういう意味ではのぞくだけで求められる一時の癒しのニーズは確かにあるということが実感できた。
仕事の合間、他のゲームとゲームの合間などで簡単にできる手軽さ、コンプリートするためのやり込み度合い、そして癒しと様々な要素がうまく合わさって、バランスがとれていることが、現在のヒットにつながっているのだろう。
■『-ねこあつめ-』
© 2014-2015 Hit-Point Inc.
下のグラフはApp Store、Google Playのランキング推移となるが、どちらも今年の1月以降、急速にランキングが上昇、直近はトップ10圏内での推移が続いている。
出所:AppAnnie
出所:AppAnnieゲームの内容はというと、至って簡単で、ご飯とグッズを庭先に設置し、猫が来るのを待つというもの。いわゆる放置ゲームということになる。だが、これが「とにかく癒される」と高評価を受けているのだ。
出所:AppAnnie
では、実際にどうなのかということで、筆者もプレイしてみた。
■意外に険しいコンプリートへの道
まずは、チュートリアルに従って、庭先にご飯となる「お徳用かりかり」と遊び道具(グッズ)を設置。一度、ゲームを落として再起動すると早速、猫が遊びにきた。では、この猫に何かできるのかというと、そうではなく、基本は眺めるというのがこのゲームのコンセプトとなる。ここまでだと手応えに乏しいというのが正直な実感だ。
ちなみに、遊びにきた猫は「ねこてちょう」に記録される。猫の種類は筆者がプレイした時点では34種類ということで、「これは軽くコンプリートできるかも」と思ったのだが…
これがなかなかに道が険しい…
ちなみにこの記事執筆時で、16種類の猫たちが遊びにきてくれている。
調べてみると、なんでもこだわりの遊び道具(グッズ)にしか興味をしめさないレア猫もいるとか。当初思った以上にやり込み要素がある。
■購入できるご飯・遊び道具(グッズ)は60種類以上
遊びに来た猫たちは、お礼に「にぼし」を置いていく。この「にぼし」がゲーム内通貨という位置付けだ。ちなみに「銀にぼし」と「金にぼし」があり、「金にぼし」が上位通貨となる。ゲームの課金要素としては、この「金にぼし」の販売が該当する。だが、遊びに来た猫たちが「にぼし」を置いていってくれるので、著しく不足するということはない。
ただ、購入できるご飯・遊び道具(グッズ)の種類が、この記事執筆時で68種類あり、いろいろと取り揃えようと思ったら…
そう考えると、課金要素としてある程度の機能は果たしているものと思われる。なお、App Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)では、100位前後をうろうろしている状況だ。
■手軽さから合間、合間に庭先をのぞきたくなるのがハマる要素か
さて、このゲーム、ご飯とグッズを設置した後は、基本的に庭先をちょこっとのぞくだけということになるので、何かの合間にちょっと様子を見ることになるのだが、そのタイミングでたくさんの猫が来ているとなんか嬉しくなる。逆に全然居ないとこれが思った以上にがっかりする。なので、「また時間を置いて様子を見てみよう!」という心理になりやすい。この辺がハマる要素なのかもしれない。
▲全然居ないとなんかさびしい…
筆者もなんだかんだで、遊び道具(グッズ)の種類を変えたりしつつ、庭先をのぞいてしまう。そういう意味ではのぞくだけで求められる一時の癒しのニーズは確かにあるということが実感できた。
仕事の合間、他のゲームとゲームの合間などで簡単にできる手軽さ、コンプリートするためのやり込み度合い、そして癒しと様々な要素がうまく合わさって、バランスがとれていることが、現在のヒットにつながっているのだろう。
(編集部:柴田正之)
■『-ねこあつめ-』
© 2014-2015 Hit-Point Inc.