セガホールディングス、セガゲームス、セガ・インタラクティブが発足…セガサミーグループのエンタメ事業再編、セガブランド再構築と相乗効果発揮を目指す

「株式会社セガホールディングス」、「株式会社セガゲームス」、「株式会社セガ・インタラクティブ」が本日（4月1日）付で発足した。それとともに、セガサミーグループの組織再編も行われており、セガサミーグループにおけるゲームを中心とするエンタテイメント関連事業が大きく変わることになる。

セガゲームスは、セガのコンシューマ事業部門がセガネットワークスを吸収合併する形で設立された。携帯電話、PC、スマートデバイス、家庭用ゲーム機向けコンテンツの企画・開発・販売を行う。成長分野として期待されるデジタル分野を担当する両事業部門を統合することにより、セガグループにおける中核事業として、全世界においてデジタル分野へのシフトを推進していく。なお、セガネットワークスは解散した。

また、セガ・インタラクティブは、セガのアミューズメント機器販売部門を分割することで設立された新会社で、アミューズメントゲーム機器の開発・製造・販売を行う。マーケティング部門のさらなる強化に注力しているが、今回の分社化を通じてバリューチェーンを新会社で完結させることで各機能の連携を強化するとともに、コンテンツのヒット率向上、市場のニーズに適合したラインナップ編成等、さらなる収益力の強化に取り組む。

セガホールディングスは、セガサミーグループ内における中間持株会社で、セガのコーポレート部門やIP管理部門、ITインフラ部門を新設分割する形で設立された。セガゲームスとセガ・インタラクティブだけでなく、セガトイズ、サミーネットワークス、トムス・エンタテインメント、マーザ・アニメーションプラネットが傘下に入る。ゲーム事業だけでなく、映像事業や玩具事業をグループ内に組み込むことで、エンタテインメントコンテンツビジネス業界における“セガブランド”の再構築と強化、相乗効果を狙う。