【ゲーム株概況(4/2)】LINEの上場再申請観測で関連銘柄急騰…メディア工房がS高、エイチームも大幅高 LINEと資本業務提携関係のgumiも反発
4月2日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅反発し、前日比288.95円高の1万9312.79円で取引を終えた。日本郵政が傘下のゆうちょ銀行の株式への投資を積み増す方針を打ち出したことで、今後の買い主体としての期待が高まったことが市場心理の改善につながり、一時は上げ幅300円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、この日は日本経済新聞の朝刊で「LINEが東証に株式の新規上場手続きを再申請した」と報じられたこともあり、LINE関連銘柄の動意が目立った。具体的なところでは、エイチーム<3662>が一時6000円台に乗せるなど大幅高したほか、メディア工房<3815>とアドウェイズ<2489>がストップ高。『LINE リラックマころろんパズル』が事前登録受付中ということもあり、イマジニア<4644>も買われた。
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また、前日は1400円割れまで沈んだgumi<3903>も反発した。同社もLINEと資本業務提携(関連記事)を結んでいることから、関連銘柄として物色されたようだ。
そのほか、大手ゲーム株も堅調な推移が目立ち、カプコン<9697>やコーエーテクモHD<3635>、バンダイナムコHD<7832>などがしっかり。
半面、ここまで急騰が続いていたモバイルファクトリー<3912>は、この日は利益確定売りが優勢な展開となり、新作アプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』のiOS版配信開始で前日は買われたケイブ<3760>も反落した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662