【ゲーム株概況(4/9)】4月30日予定の第1四半期決算発表期待でAimingが大幅高 日経観測記事を受けてガンホーは朝方から売り優勢に
4月9日の東京株式市場では、日経平均株価は3日続伸し、前日比147.91円高の1万9937.72円で取引を終えた。SQを明日に控え、先物に買いが入ったことが株価を押し上げ、一時は1万9958.32円まで上昇するなど、2万円大台に肉薄した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、Aiming<3911>が一時、新高値となる1573円まで上昇するなど急騰した。Aimingは4月30日に上場後初の決算発表となる第1四半期決算の発表を控えており、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の好調などから業績面への期待感が高まっている。また、直近IPO銘柄では、同じく4月30日に第1四半期決算を発表予定のモバイルファクトリー<3912>も買われた。
また、DeNA<2432>とネクソン<3659>がともに大幅高し、年初来高値を更新した。DeNAは任天堂<7974>との業務資本提携、ネクソンは「ファイナルファンタジーXI(FF11)」のモバイルゲーム版という材料が底流にあり、目先の妙味の高まりとともに買いが入りやすい状況となっているようだ。
ほか、ケイブ<3760>は前日に続き、この日も買いが優勢となった。
半面、下げがきつかったのは、ガンホー<3765>だ。ガンホーは、4月9日付の日本経済新聞朝刊に売上高、営業利益が前年同期比3割減となる業績観測記事が掲載されたことで朝方から売りが先行する展開となった。
【関連記事】
ガンホーの15年1~3月期は営業益3割減の190億円になったと日経報道…『パズドラ』の課金収入減少で【ガンホーコメント追記】
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911