【ゲーム株概況(4/14)】ネクソンが大幅高…野村の投資判断「バイ」格上げで 上場後初の決算期待でAimingは高値圏での推移が続く
4月14日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅反発し、前日比3.22円高の1万9908.68円で取引を終えた。3月期決算の発表シーズンを間近に控え、市場の様子見ムードが強まっている。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ネクソン<3659>が大幅高し、年初来高値を更新した。野村証券が投資判断を「ニュートラル」(中立)から「バイ」(買い)に、目標株価を1100円から1750円に引き上げたことが材料視された。『FFXI』のネイティブアプリプロジェクトへの参画や、『DomiNations』の世界的なヒットの兆しなど、このところ好材料も次々と浮上しており、2012年以来の高値更新も視野に入ってきそうだ。
上場後初の決算発表を控えている直近IPO銘柄のAiming<3911>は、足元の『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の好調もあり、業績拡大期待から高値圏での推移が続いた。
また、引け後に決算発表を控えたケイブ<3760>やアクロディア<3823>も買われた。ただし、両社とも発表された決算は赤字での着地となっており、明日の株価の動きには注意を払っておきたい。
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ほか、クルーズ<2138>やエクストリーム<6033>も高い。
半面、ドリコム<3793>やカヤック<3904>利益確定売りに押され、前日に上場後初の決算発表を行ったシリコンスタジオ<3907>も材料出尽くしとみた売りで大幅安した。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911