【アプリ調査】「よくある3マッチ式のパズルゲーム」と思って欲しくない! メディア工房の新ゲームブランド第1弾『BOOST BEAST』は可愛く見えて“型破り”なパズルゲーム
メディア工房<3815>は、新ゲームブランドOBOKAIDEM(オボカイドイーエム)の新感覚ドバドバ系パズルゲーム『BOOST BEAST』を4月23日(木)にリリースする。「Social Game Info」では、いち早く本作を遊べる機会を得たので、ゲーム概要を紹介していこう。
■わらわら… ドバドバ! ボコスカ!!?
『BOOST BEAST』は、可愛いどうぶつたちを仲間にして、次々“ドバドバ”と落ちてくるブロックを繋げることで、世界を侵略するゾンビたちから守っていくドバドバ系パズルゲーム。ブロックを3つ繋げるだけの簡単操作と、大連鎖によって仲間になるどうぶつがドバドバ大放出されるキモカワイイ感覚がやみつきになるタイトルになっているとのことだ。
一見、『キャンディークラッシュ』のような3マッチ式のパズルゲームかと思いきや、遊べば遊ぶほど目新しさを随所で感じ取ることができた。そうさせてくれたのは、キャラクターの可愛さはもとより、単純なスコア競争ではない別の踏破目的と爽快感・痛快さ。
物語は、隕石に付いていたウイルスが地球に落ちたことをきっかけに、全ての人類がゾンビになってしまったところから始まる。生き残ったのは動物たちだけ…動物のリーダー・アレクは、平和な世界を取り戻すため、仲間たちと共にゾンビ退治の旅に出る、といったパズルゲームには珍しい明確な世界設定があるのも特徴だ。
ステージ踏破式でゲームを進めていく本作だが、可愛らしいキャラクターたちが登場するにも関わらず、ステージ選択中の背景に炎があがっていたり、黒煙が立ち込めていたりと、殺伐とした世界のなかで垣間見られる和やかなゲーム演出のギャップが面白い。
また、そんな世界観に付随することなのだが、通常・ボスステージ共に目標が「迫り来るゾンビを倒せ」……だけなのだ。従来のスマホパズルゲームでは、よく各ステージに“スコア○○○点到達”とか、“赤ブロックを○個消せ”など、クリアー条件が明確に決められているのだが、『BOOST BEAST』にはそんなまどろっこしい条件は一切なく、ただただ「ゾンビを倒せ!」なのである。非常にシンプルな目標かもしれないが、これが意外にも世界観とマッチしていて妙な没入感が得られる。
さて、ここからは根幹となるパズルゲームの要素を紹介していく。前述しているように、本作はブロックを3つ以上繋げて消すことで、消した数に応じたどうぶつたちが登場し、迫り来るゾンビを倒してくれる。たとえば、ゾンビが10体居たら、ブロックを10個以上消すと、10体のどうぶつが出てきてタワーディフェンスゲームのように倒していく、といった具合だ。ステージによってバトル(フェーズ)数が定められており、すべてのゾンビを倒すことでステージクリアーとなる。
また、色が付いているゾンビは、その色に応じたブロックを消すことで倒せるのは、わざわざ言わなくとも分かるだろう。もちろん、ブロックを4つ揃えると縦横一列を消せるクロスボム、L字にブロックを揃えると周囲のブロックを消せるビッグボム、さらにブロックを5つ揃えるとステージ上に出ている一番多いブロック、または出現しているゾンビの色に応じたブロックを優先的に消していくカラーボムなどの特殊アイテムも存在。正直なところ、ここまではよくある3マッチ式のパズルゲームなので、パズル部分をとやかく深堀して説明するつもりはない。
というのも、タワーディフェンスを兼ねた本作ならではの面白味として、出現するどうぶつたちが次のバトルにも繰り越しされる点がある。たとえば、ゾンビが10体に対して、どうぶつを23体登場させたとすると、次のバトル(フェーズ)には13体のどうぶつがそのまま登場している状態となり、そこにさらに上乗せすることができるのだ。また、従来のパズルゲームでは消したときの爽快感が楽しめるが、本作では消した爽快感に加え、ドバドバとどうぶつたちが登場して、ボコスカとゾンビたちを蹴散らしていく痛快な要素とふたつの旨味が堪能できる。
▲わらわらわらわら…ドバドバドバドバ!
▲ボコスカボコスカ!!!
なお、ゾンビが主人公・アレクのもとに到達したらゲームオーバーになってしまうのだが、ここでも明確な「あと○回動かすとゲームオーバー」という条件を定めていない点も新しい。じつは『BOOST BEAST』では、アレクとゾンビまでの距離が表示されており、言わばこれがゲームオーバーまでの手数となっている。ゾンビも一定の距離を進むのではなく、ステージによっては素早いゾンビ、遅いゾンビ、どうぶつたちの攻撃で進撃を抑えられるなど、敵の移動ひとつとっても大変細やか。
それに付随して紹介しておきたいのが、ボスステージである。ほかのゾンビとは異なり、ボスにはHPが存在している。とはいえ、HPが100あっても単純にどうぶつ100体を送り出すとは訳が違う。きちんとどうぶつたちが攻撃して、HPを減らしていくのだ。どうぶつ1体につきどれほどボスのHPが減るかは詳しく調べていないが、大勢のどうぶつが巨大なボスに果敢に挑んでいく姿は、パズルゲームとは思えないほどの盛り上がりを見せてくれる。
また、前述したゲームオーバーまでの距離感では、一定のダメージを与えることで、なんとボスが後ずさりすることがあるのだ。主人公・アレクの目の前までボスが迫ってきた絶体絶命のピンチ、もうダメかと思って送り込んだわずか3体のどうぶつたちがボスを押し返したときの安堵感と反撃の姿勢は、恐らくほかのパズルゲームでは味わえない瞬間だろう。
そういう意味でも本作は、「あと○回動かせる」とお決まりのルールに沿わず、戦況に応じた攻防戦が展開されたり、それこそ思わぬ逆転劇になったりと、可愛く見えて型にはハマらない、柔軟に動き回る新感覚のパズルゲームとも言える。
▲負けそうな大ピンチ! なんとか跳ね除けることに成功。
このほか、ボムを出現させてくれたり、コインの取得枚数を上げてくれたりと、ステージ中に助けてくれるブーストモンスター(言わばアイテム)の存在も嬉しい。単純に課金で購入することもできるのだが、ブーストモンスターは時間経過で再度使用できる点もライトユーザーには優しい配慮となっている。また、Facebookと連結させることで、スマートフォンアプリだけでなくPCでも遊ぶことができる。
『BOOST BEAST』を4月23日(木)にリリース。現在、事前登録したユーザーには特典として、ゲーム内で使用できる“宝石”が、限定30個プレゼントされる。
●予約トップ10(iOS/Android):https://yoyaku-top10.jp/
●Lobi(iOS/Android):https://web.lobi.co/
※Lobiでの登録には専用アプリのインストールが必要
(編集部:原孝則)
■関連サイト
© OBOKAIDEM / © ARZEST Corporation
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815