大和証券キャピタル・マーケッツ(CM)は、5月20日付けのグリー<3632>のレポートで、SNS「GREE」の会員獲得ペースが順調とし、2012年6月期末で3000万人達成が見えてくるだろう、と予想している。
大和証券CMによれば、「GREE」は月40万人前後の会員の純増を維持し、GW期間中でもペースを落とさすに積み増している、とのこと。2011年6月期末には2620万人程度となり、2012年6月期末には2976万人になるとみているという。
ソーシャルゲームについては、内製アプリは7本で、主に「海賊王国コロンブス」が貢献。今後、「戦国キングダム」と「聖戦ケルベロス」、その後の継続的な新作の提供で、ARPUは2011年6月期は181円で、2012年6月期は200円になると予想している。
また、買収したOpenFeintについては、米国でのスマートフォンの普及が進展していることから、比較的、早期の収益寄与が期待されるという。約7500万のユーザー数が競争上、有効な顧客基盤になるとの見方を示した。
なお、業績予想は、2011年6月期は営業益303億円(従来予想300億円)、2012年6月期が395億円(同354億円)、2013年6月期が431億円(同380億円)とそれぞれ上方修正。レーティングは「1(買い)」の継続とした。