enish、第1四半期は売上高13.8%減の赤字転落 既存タイトルは安定した収益基盤…新作6本の開発に伴う先行投資が発生 通期予想の修正はなし【追記】
enish<3667>は、4月30日、2015年12月期第1四半期の決算を発表、売上高15億2000万円(前年同期比13.8%減)、営業損失1億5000万円の赤字(同2億2000万円の黒字)、経常損益1億5200万円の赤字(同2億1900万円の黒字)、当期純損益1億700万円の赤字(同1億3100万円の黒字)となった。
同社は、2015年12月期に6タイトルをリリース予定しており、本業績においては開発費用の先行投資が発生しているとした。また、既存ブラウザタイトルの売上減少の制御を行うとともに、既存ネイティブタイトルのチューニングを行い、安定した収益基盤の構築に努めている。
さらに、国内ソーシャルゲーム市場の飽和に向けた対策として、中国、韓国での開発・配信体制の構築を推進してきたが、これらの拠点の本格稼働と、中国、韓国のアジア圏に続き、英語圏への配信準備についても進め、 グローバル展開による収益拡大のほか、キャラクターアイテムの提供やO to Oプロモーション活動など様々な企業と積極的に提携を行っていくことも、目指していくとしている。
【追記】
四半期業績推移は以下のとおり。
enishの四半期別の売上高・営業利益の推移(単位:億円)
なお、2015年12月期通期の予想は、売上高85億円(前期比31.7%増)、営業利益3億円(同2.0倍)、経常利益3億円(同98.3%増)、当期純利益 1億8000万円(同8.1倍)の見込みと修正は無し。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667