5月8日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比87.20円高の1万9379.19円で取引を終えた。一時は上げ幅150円超まで達する場面があったものの、米国での経済指標(4月雇用統計)の発表を控えていることもあり、引けにかけてややダレた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前日7日に2015年3月期の決算を発表した任天堂<7974>が2万円大台を回復し、さらに終値ベースで3月19日の高値2万785円を上回った。決算発表の内容が市場の予想を上回ったことに加え、スマートデバイス向けゲームアプリを年内に配信開始し、2016年3月期からの収益貢献を見込んでいることが明らかになったことも市場からポジティブに受け止められている。
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また、任天堂と業務資本提携を実施しているDeNA<2432>も大幅高した。前述のスマートデバイス向けゲームアプリの年内配信が同社にも収益的な恩恵をもたらすのではとの期待感が高まっているようだ。なお、DeNAの決算発表は来週12日の予定。ほか、前日に続き、ガーラ<4777>が大幅続伸。KLab<3656>やモブキャスト<3664>は買い戻しの流れとなった。
半面、ケイブ<3760>やサイバーステップ<3810>は利益確定売りに押され、オルトプラス<3672>は業績予想の下方修正(関連記事)を嫌気して売られた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974