【ゲーム株概況(5/13)】好決算発表のスクエニHD大幅高、マーベラス大幅安と明暗 DeNAと任天堂は協業展開への期待が再燃
5月13日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続伸となり、前日比139.88円高の1万9764.72円で取引を終えた。朝方は売り優勢のスタートとなったものの、押し目買い意欲は強く、先物主導でプラスに転じ、後場には一段高した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前日の決算発表を受けて、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>が大幅高した。2015年3月期の大幅増益の達成に続き、今期も増収増益を見込む順調な業績が素直に評価されているようだ。
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また、ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の決算発表を受けて、DeNAと協業先の任天堂<7974>が買われた。DeNAの決算説明会で、協業によるスマートデバイスアプリの開発の動きがさらに明らかとなったことで、その期待感が膨らんでいるもようだ。
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ほか、ドリコム<3793>や、本日(13日)引け後に決算発表を控えていたイグニス<3689>も高い。ただ、イグニスは引け後に2015年9月期予想の大幅下方修正を発表(関連記事)しており、明日はその動きに警戒が必要となりそうだ。
半面、前日に一時ストップ高まで買われたアクセルマーク<3624>やガーラ<4777>は利益確定売りに押され、ケイブ<3760>も安い。マーベラス<7844>は好決算発表もひとます材料出尽くしとみた売りが出ているもよう。日本ファルコム<3723>は、第2四半期決算が再増額修正での着地となったものの、通期予想を据え置いたことから、14時の決算発表後に大きく売り込まれた。
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■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974