【ゲーム株概況(5/14)】Aimingが見直し買い 今期一転赤字予想のイグニスはS安 「PEANUTS」コンテンツ東南アジア配信でトーセは後場急騰
5月14日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりの反落となり、前日比194.48円安の1万9570.24円で取引を終えた。4月の米小売売上高が市場の予想を下回ったことで、為替が1ドル=118円台まで円高方向に触れたことが嫌気され、一時は下げ幅200円超に達した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全般軟調な銘柄が目立つ中、Aiming<3911>やミクシィ<2121>が買われた。どちらも決算発表通過後に利益確定売りが目立つ動きとなっていたが、業績の好調さなどを背景に見直しが進む形になったようだ。
また、トーセ<4728>が後場に入って急伸した。トーセは、テレビ東京コミュニケーションズと共同で、世界的に高い知名度と人気を誇るスヌーピーなど「PEANUTS」コンテンツの東南アジアにおける配信事業を開始したと発表(関連記事)したことが材料視されたようだ。
ほか、アエリア<3758>やガーラ<4777>など軽量株の一角も買われた。
半面、前日に2015年9月期の業績予想を売上高が半減、各利益項目は一転赤字に修正(関連記事)したイグニス<3689>は朝方から売りが殺到し、ストップ安比例配分となった。
また、コムシード<3739>は、2015年3月通期の決算が増収、黒字転換となったことに加え、継続企業の前提に関する重要事象等の記載も解消したと発表したものの、目先材料出尽くしとみた売り物に押されて大幅安。KLab<3656>は、第1四半期は好決算となったものの、第2四半期の厳しい予想数字を嫌気して売られた。
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■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社トーセ
- 設立
- 1979年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4728
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- 株式会社イグニス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
- 決算期
- 9月