フェイス、15年3月期は売上3倍も営業赤字に転落…日本コロンビアの不振で　最終赤字は33億円に

フェイス<4295>は、15年3月期の連結を発表し、売上高195億9700万円（前の期比209.1％増）、営業損益8億9100万円の赤字（前の期5億0600万円の黒字）、経常損益8億6200万円の赤字（同5億8600万円の黒字）、最終損益33億4000万円の赤字（同4億0300万円の黒字）だった。
 
同社では、フィーチャーフォン向け配信サービスの売上が減少したものの、日本コロムビアが期首から連結に加わったことにより、売り上げは大きく伸びた。ただ、日本コロムビアが利益率の高い過年度発売パッケージ商品の売上が全般的に大きく減少したことに伴い赤字となり、結果、フェイスも営業損益段階から赤字となった。

最終損益が大幅な赤字となったが、これは、一部連結子会社ののれん減損損失20億6200万円を特別損失に計上したほか、日本コロムビアで組織改革関連損失4億3400万円を特別損失として計上したことによる。



■2016年3月期の見通し

16年3月期は、売上高200億円（前期比2.1％増）、営業利益4億円（黒字転換）、経常利益3億8000万円（黒字転換）、最終利益1億5000万円（黒字転換）を見込む。