【ゲーム株概況(6/11)】新作タイトル期待でボルテージが大幅高 新作期待と『Elemental Story』iOS版の好調でクルーズはS高
6月11日の東京株式市場では、日経平均株価は5日ぶりの反発となり、前日比336.61円高の2万382.97円で取引を終えた。前日の日銀・黒田総裁の発言による急落の反動に加え、欧米市場の上昇や朝方発表された法人企業景気予測調査で景況感の改善が見受けられたことで買い戻しの動きが活発化した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ボルテージ<3639>とクルーズ<2138>の上昇ぶりが目立った。クルーズは大引けでストップ高した。両社とも新作タイトルへの期待感があらためて膨らむ格好となっている。また、クルーズについては、直近で『Elemental Story』のiOS版がAppStoreの売上ランキングでトップ30入りを果たしたことも注目を集めているようだ。
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また、映画「ラブライブ」の公開接近からの連想でKLab<3656>が高く、アエリア<3758>はリベルの『アイ★チュウ』への期待感などを背景に大幅続伸した。
半面、コムシード<3739>やオルトプラス<3672>がさえない。コムシードは、スカイリンクとの協業タイトル『selector battle with WIXOSS』のiOS版を配信開始、オルトプラスは韓国での攻城戦略ファンタジーRPG『CASTLE -王子と8人の城主-』の配信開始が直近で株価を刺激していたこともあり、目先の材料が出尽くしたとみた売り物に押されているもよう。
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■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639