アクセルマーク、第3四半期は売上高8%減、営業赤字に転落 QonQでも23%減収、各利益項目は赤字計上 ネット売上比率上昇で結果的に減収に
アクセルマーク<3624>は、7月30日、2015年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結業績を発表、売上高23億5800万円(前年同期比8.3%減)、営業損益2400万円の赤字(前年同期5400万円の黒字)、経常損益3000万円の赤字(同5100万円の黒字)、四半期純損益5300万円の赤字(同2500万円の黒字)と赤字転落した。
各セグメントごとの状況は以下の通り。
①モバイルゲーム事業…売上高11億4678万円(前年同期比16.8%減)、セグメント利益8843万円(同40.3%減)
変動リスクをヘッジする目的で他社との協業によるゲームタイトルのリリースを推進しており、その取り組みの中で、2015年3月にディー・エヌ・エー<2432>との協業でリリースした『キングダム -英雄の系譜-』が第3四半期会計期間において順調に推移し、収益に貢献した。一方、モバイルゲーム事業の売上に占める他社協業タイトルのネット(純額)売上の比率が自社で運用配信しているタイトルのグロス(総額)売上に比べて増加し、結果として減収となった。
②広告事業…売上高9億527万円(同13.9%増)、セグメント利益4709万円(同8.1%減)
主力のスマートフォン向けアドネットワーク「ADroute」の収益性を重視し、利益率の改善に努めたが、第3四半期会計期間においては主要顧客の単価の引き下げなどを背景に2015年3月に過去最高の売上を計上した第3四半期会計期間と比べ売上が大きく減少した。
③コンテンツ事業…売上高3億592万円(同23.7%減)、セグメント利益1045万円(前年同期比63.4%減)
スマートフォン向けコミック時間読みサービス「コミックルーム」のサービスを6月末に停止した。
■QonQでは売上高が23%減、各利益項目は赤字計上に
業績を四半期推移で見てみると、売上高は6億9000万円(前四半期比23.9%減)と大幅な減収で着地。営業損益は200万円の赤字(前四半期実績800万円の黒字)、経常損益は400万円の赤字(同700万円の黒字)、四半期純損益は400万円の赤字(同200万円の黒字)と赤字計上に終わった。
なお、2015年9月期通期の予想については、売上高30億3800万円(前期比10.4%減)、営業損益3500万円の赤字(前期実績5500万円の黒字)、経常損益4100万円の赤字(同5300万円の黒字)、当期純損益6700万円の赤字(同2000万円の黒字)を見込んでいる。
会社情報
- 会社名
- アクセルマーク株式会社
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 松川 裕史
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3624