モブキャスト、2Qは売上高13%減、1.58億円の営業赤字を計上…QonQでは7四半期ぶりの増収に転換 3月配信開始の『【18】』が売上に貢献
モブキャスト<3664>は、8月6日、2015年12月期第2四半期(1~6月)の連結業績を発表、売上高は17億6800万円(前年同期比13.0%減)、営業損益1億5800万円の赤字(前年同期2億1200万円の黒字)、経常損益1億5200万円の赤字(同2億1300万円の黒字)、四半期純利益1億2700万円の赤字(同1億5800万円の黒字)となった。
第1四半期期間(1~3月)に引き続き、第2四半期期間(4~6月)も自社運営モバイルゲームプラットフォーム「mobcast」の機能強化と、モバイルソーシャルゲームの開発及び運営に取り組んだ。3月に配信を開始した、自社開発ゲームコンテンツ『【18】(エイティーン) キミト ツナガル パズル』の売上拡大に向けた運営強化と、それに伴う体制強化を行うとともに、外部ディベロッパー製ゲームコンテンツとしては、enish<3667>の『ボクらのポケットダンジョン2』などのタイトルの配信開始した。
ネイティブアプリについては、『【18】(エイティーン) キミト ツナガル パズル』の運営強化による売上へのさらなる寄与と、7月2日に配信を開始した『爆走!モンスターダッシュ』が、7月より売上及び利益に寄与しているとしている。また、海外展開は、既存タイトル、新作タイトル含め、複数タイトルについて中華圏、英語圏をはじめとする複数地域へライセンスアウトを伸張すべく、各国のゲームパブリッシャーとの交渉を継続して行っており、売上及び利益へのさらなる寄与を見込むという。
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第2四半期期間は売上高が9億2000万円(前四半期比8.5%)と7四半期ぶりの増収に転じた。一方、営業損益は1億800万円の赤字(前四半期5000万円の赤字)、経常損益9600万円の赤字(同5600万円の赤字)、四半期純損益7200万円の赤字(同5500万円の赤字)と赤字幅が拡大した。これは、売上高は『【18】(エイティーン) キミト ツナガル パズル』が貢献したことが予想され、各損益はその体制強化に伴う費用増や、『爆走!モンスターダッシュ』の先行投資などが影響しているものと思われる。
なお、同社は、新規タイトルについての不確実性が高いことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難であるとし、連結業績予想については開示していない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664