CRI・ミドルウェア、3Qは売上高3.3%増、営業益12.8%減と増収減益に…ゲーム分野はスマホ向けミドルウェアの採用タイトル数が拡大
CRI・ミドルウェア<3698>は、8月6日、2015年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結業績を発表、売上高8億3200万円(前年同期比3.3%増)、営業利益1億5000万円(同12.8%減)、経常利益1億4600万円(同16.8%減)、四半期純利益8800万円(同24.0%減)となった。
ゲーム分野では、各種ゲーム向けミドルウェアの新規採用数が合計212と堅調に推移。特にスマートフォン向けミドルウェアは、ランキング上位の人気タイトルの採用が拡大し、認知度の向上や新規契約の獲得にプラスの効果が出た。また、家庭用ゲーム機向けミドルウェアは、数多くの有力なゲーム開発会社に継続的に採用されており、市場の縮小が続く中、許諾売上は安定して推移した。
遊技機分野では、昨年の型式試験の運用変更や自主規制等の影響もあり、開発投資の先送りや新規遊技機の出荷減など、厳しい市場環境となった。新規事業では、医療・ヘルスケア分野でタブレットソリューションの提案・導入が進んでおり、クリニック向け予約システム構築など着実に実績を積み重ねた。
なお、2015年9月期通期の予想は、従来予想から変更なく、売上高12億8600万円(前期比12.3%増)、営業利益2億5900万円(同20.4%増)、経常利益2億4800万円(同11.8%増)、最終利益1億5600万円(同10.2%増)を見込む。
ゲーム分野(スマホ含む)が、順調に推移する予想であるほか、遊技機分野は厳しい環境の中で受注案件を確保に注力。新規分野は、医療・ヘルス分野向けが堅調に推移する見込みとしている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億4000万円、営業利益9700万円、経常利益1億3800万円、最終損益3億3900万円の赤字(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698