【ゲーム株概況(8/17)】『なないろランガールズ』リリース日決定のエイティングが大幅高 オルトプラスは悪材料出尽くしに ミクシィが大幅安
8月17日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比100.81円高の2万620.26円で取引を終えた。朝方発表された4~6月期のGDP(国内総生産)速報値は3四半期ぶりのマイナスとなったものの、予想より落ち込みが小さかったとの見方からむしろ買い安心感が広がった。GDPがマイナスとなったことで追加経済対策への思惑も市場に底流している。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、エイティング<3785>が大幅高した。12日に発表した第3四半期決算は赤字となり、通期予想の下方修正なども同時に発表した同社だが、むしろその発表で悪材料出尽くしとみた動きが進んでいる。さらに今日はCraft Eggとの共同開発タイトルである『なないろランガールズ』の正式リリース日が8月18日に決定したと発表(関連記事)したことも新たな買い材料として意識されているようだ。
また、カプコン<9697>やコナミ<9766>など大手ゲームの一角が新高値を付けるなど強含みの動きを見せたほか、サイバーエージェント<4751>やオルトプラス<3672>もしっかり。オルトプラスもエイティングと同様、13日に発表された決算の内容は業績予想の下方修正を伴う内容だったものの、悪材料出尽くしとみられている側面があるようだ。
半面、クルーズ<2138>やアエリア<3758>、Aiming<3911>が売られ、ミクシィ<2121>の下げもきつい。ミクシィは岩井コスモ証券が投資判断を「B+」から「B」に引き下げたことに加え、中国での『モンスト』配信停止が決定されるなど、『モンスト』の海外での成長が期待に届いていないという見方が、今後の成長性という点でマイナスに意識されているもよう。
ほか、ドリコム<3793>やボルテージ<3639>もさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイティング
- 設立
- 1993年3月
- 代表者
- 鮫島保彦
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 未上場