【ゲーム株概況(8/21)】ほぼ全面安商状の中でエイティングが異彩を放つ上昇 『ログレス』繁体字版の10月配信材料にAimingとマーベラスは健闘
8月21日の東京株式市場では、日経平均株価は4日続落し、今年2番目の下げ幅となる前日比596.69円安で、終値ベースでは7月10日以来となる2万円割れの1万9435.83円で取引を終えた。国内要因というよりも中国・上海など海外市場の株安や為替の円高方向への推移を背景に、リスク回避の動きが強まる展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場安の流れの中でほぼ全面安の展開の中でエイティング<3785>が一時1330円まで買われるなど異彩を放った。エイティングは、Craft Eggと共同開発の新作『なないろランガールズ』のリリース(関連記事)後に目先材料出尽くしとの見方から既に売り込まれていたこともあり、逆に今回の下落分を織り込み済みと判断されている部分があるようだ。
また、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の繁体字版を台湾・香港・マカオ向けに10月をめどに配信することを前日(8月20日)に発表(関連記事)したことが材料視され、Aiming<3911>がプラス圏を維持したほか、マーベラス<7844>も一時プラスになる場面があるなど健闘した。
半面、ガンホー<3765>やコロプラ<3668>、グリー<3632>、ドリコム<3667>、アクセルマーク<3624>、オルトプラス<3672>、モブキャスト<3662>などが年初来安値を付けるなどさえず、任天堂<7974>やコーエーテクモHD<3635>など大手ゲーム株も軒並み軟調に推移した。
リスク回避の売りに押され、ミクシィ<2121>も3日続落となり、今年3月以来となる4000円台前半まで売り込まれた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイティング
- 設立
- 1993年3月
- 代表者
- 鮫島保彦
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 未上場