モバイルファクトリー、15年12月期の連結業績予想を上方修正…営業利益は2.4億→2.5億円に上ブレ 無配予想の期末配当も初配当20円を実施へ
モバイルファクトリー<3912>は、10月22日、2015年12月期の連結業績予想の上方修正を発表、売上高は従来予想16億3300万円から17億1700万円(増減率5.2%増)、営業利益は同2億4100万円から2億5400万円(同5.2%増)、経常利益は同2億3400万円から2億4600万円(同5.1%増)、当期純利益は同1億4700万円から1億5000万円(同1.7%増)に修正された。
※同社は7月31日付で子会社ジーワンダッシュを設立し、連結決算に移行。しかしその影響は軽微で業績予想の修正に影響はない。修正の理由は、位置情報連動型ゲームの『ステーションメモリーズ!』が利用ユーザーの増加により好調に推移しているためとしている。
また、同時に発表した2015年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算は、売上高12億4300万円、営業利益2億3200万円、経常利益2億2400万円、四半期純利益1億3600万円となった。今期が初の第3四半期業績開示のため、前年同期比較はないが、今回の修正発表前の予想に対する進捗率で見ると、売上高は76.1%と計画線ながら営業利益は96.2%、経常利益は95.7%、四半期純利益は92.4%に達している。
そのけん引役は、位置情報連動型ゲームで、第3四半期連結会計期間における売上高は、過去最高を更新している。また、スマートノベルにおいては、第3四半期連結累計期間で新作を3本リリースした。
■QonQでも大幅な増益を達成
業績を四半期推移(QonQ)で見ると、売上高は前四半期比8.4%増の4億4200万円、営業利益は同44.3%増の9600万円、経常利益は同46.1%増の9600万円、四半期純利益は同48.2%増の6000万円となった。また、この第3四半期期間は、位置ゲーム成長により、ソーシャルアプリサービスが、コンテンツサービスの売り上げを初めて上回った。
なお、同社は業績予想の修正とともに期末配当予想の修正も発表。従来無配の予想としていた期末配当は、同社初の配当として20円を実施する予定となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912