東映アニメ、今期2度目の業績予想増額を発表…営業益は42億→68億円に大幅上ブレ 国内外で「ドラゴンボール」好調、中国「ワンピース」も寄与
東映アニメーション<4816>は、10月27日、2016年3月期の第2四半期累計(4~9月)と通期予想の上方修正を発表、通期は売上高が従来予想300億円から325億円(増減率8.3%増)、営業利益が同42億円から68億円(同61.9%増)、経常利益が同43億円から70億円(同62.8%増)、当期純利益が同27億円から46億円(同70.4%増)と特に利益面が予想から大きく上ブレる形となっている。
同社は、7月31日付で既に一度業績予想の上方修正を実施(関連記事)しているが、引き続き国内外で「ドラゴンボール」シリーズのゲームや関連商品が予想を上回って好調に稼動したことに加え、中国向けで映像配信権許諾や「ワンピース」のゲームが好調に推移。第2四半期の売上高は過去最高になる見通しとなった。
また、利益面については、増収効果に加え、海外子会社との取引高が増えたことにより、グループ間の内部取引に伴う売上高と原価の相殺消去額が予想を上回った結果、原価率が改善したことも寄与し、こちらも過去最高を記録している。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816