ドリコム<3793>は、10月29日、2016年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結業績を発表、売上高33億3000万円(前年同期比14.1%減)、営業損益2億9000万円の赤字(前年同期2億8400万円の黒字)、経常損益2億9900万円の赤字(同2億7400万円の黒字)、四半期純損益2億1700万円の赤字(同1億8500万円の黒字)となった。
各セグメント別の状況は以下の通り。
①ソーシャルゲーム事業
既存IPタイトル2本が安定的に推移。海外版は引き続き各国のランキングで上位にランクインし、安定的に売上に寄与した。『フルボッコヒーローズ』は引き続きプロモーション施策を実施し、第1四半期比で売上が増加した。『崖っぷちバスターズ』は規模を縮小しての運用に移行した。『ちょこっとファーム』は底堅く売上水準を維持している。
②ソーシャルラーニング事業
既存サービスの運用と事業開発に引き続き取り組んだ。8月には新サービス「きこえ~ご」をリリースした。
③広告メディア事業動画広告サービス
「poncan」を刷新した「DreeVee」をリリース。新たに導入された広告掲載手法により、さらに多くの業種にサービス提供が可能になり、クライアントの多業種化に注力した。
■QonQでは増収、赤字幅縮小に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比3.8%増の16億9600万円と増収を達成。営業損益は8500万円の赤字(前四半期2億500万円の赤字)、経常損益は8900万円の赤字(同2億1000万円の赤字)、四半期純損益は6400万円の赤字(同1億5300万円の赤字)となった。
なお、2016年3月期通期の予想については非開示で、同社は第3四半期累計(4~12月)の連結業績予想のみを開示。売上高50億円(前年同期比11.2%減)、営業損益3億5000万円の赤字、経常損益3億5000万円の赤字、純損益3億円の赤字を見込んでいる。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793