【ゲーム株概況(1/12)】ブロッコリーが異彩を放つS高…KLabとの新作アプリ共同開発で 「ラブライブ!サンシャイン!!」期待のバンナムHDも堅調
1月12日の東京株式市場では、日経平均株価は3連休を挟んで6日続落となり、前日比479.00円安の1万7218.96円となった。下げ幅はこの6営業日合計で1814.75円に達している。中国経済への懸念に加え、WTI原油先物の下落、中東や北朝鮮など地政学リスクなど複数要因により、市場の投資意欲が大きく後退している。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ブロッコリー<2706>がストップ高と異彩を放った。前週末8日にKLabの業務提携、そして新規スマートフォン向けゲームアプリの共同開発の開始を発表(関連記事)しており、おそらく『うたの☆プリンスさまっ♪』関連の新作タイトルであろうとの思惑が市場の期待を大きく膨らませている。
一方、その提携先となるKLabは、朝方こそ買い先行となったものの、全体市場の下げ幅が次第に拡大していく流れに引っ張られ、後場に入ると上げ幅を大きく縮小した。
また、全体に軟調な銘柄が目立つ中で、バンダイナムコHD<7832>がプラス圏をキープした。バンダイナムコHDは、「ラブライブ!サンシャイン!!」の最新情報が明らかになってきたことで、その収益への貢献期待が市場で意識されているもようだ。
半面、ガンホー<3765>やグリー<3632>、gumi<3903>、Aiming<3911>、アクセルマーク<3624>やモブキャスト<3664>などが年初来安値まで売られ、メディア工房<3815>も大幅安。大手ゲーム株では任天堂<7974>の下げもきつい。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブロッコリー
- 設立
- 1994年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 鈴木 恵喜
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2706
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832