【ゲーム株概況(1/13)】モバイルファクトリーが大幅高…決算発表への先回り買いの側面も 2Q赤字幅拡大のサイバーステップがさえない

1月13日の東京株式市場では、日経平均株価は7日ぶりの反発となり、前日比496.67円高の1万7715.63円で取引を終えた。日経平均が前日比プラスで取引を終えたのは今年初となる。中国景気への懸念がやや後退したことに加え、為替が1ドル=118円台と円安方向に振れたことも追い風となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場とともに買い戻しの動きが活発化する中で、上昇率の大きさが目立ったのはモバイルファクトリー<3912>やgumi<3760>、任天堂<7974>、DeNA<2432>などだった。モバイルファクトリーは、今月末より本格化する10~12月期決算のゲーム関連株の中で先陣を切る形での決算発表を予定しており、決算発表への先回り買いの側面もあるようだ。

また、任天堂とDeNAは共同展開するスマホアプリの第1弾が今年3月のリリース予定となっており、その期待が両社がともに上昇する背景になっているもよう。

半面、全体市場高の中で朝方から厳しい株価推移となったのがサイバーステップ<3810>だ。同社は、12日に発表した第2四半期決算が、オンラインゲームの自社運営売上高の落ち込みで減収・赤字幅拡大となったことが嫌気された。ただ、大引けにかけては、やや下げ幅を縮小する形となっている。

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サイバーステップ、第2四半期は減収・赤字幅拡大…オンラインゲームの自社運営売上高が落ち込む


ほか、周辺株では、ソフトウェアテストのSHIFT<3697>が全体市場の値下がり率トップとなるなど急落した。SHIFTは、12日に2Qと16年8月期通期の利益予想を下方修正(関連記事)したことが売り材料となったようだ。


■関連銘柄
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
企業データを見る