ウェブテクノロジ、2Dスプライトアニメデータ作成ツール「OPTPiX SpirteStudio」のアップデートを実施 キーフレームの自動調整機能などを搭載

ウェブテクノロジは、2Dスプライトアニメーションデータ作成ツール「OPTPiX SpirteStudio」Ver.5.6を1月18日に無償アップデートにて公開した。

今回のアップデートではアニメーション全体の尺に合わせてキーフレームの位置を自動調整する機能、フレームコントロールウィンドウに配置したパーツにカラーラベルを付与できる機能、そしてアニメーションPNG出力機能を搭載した。キーフレームの位置を自動調整する機能はアニメーションの尺(総フレーム数)にあわせてキーフレームを再配置してくれる機能。一度作成したアニメーションの尺を変更する場合に必要最低限の調整だけで済むようになり、アニメーションの修正がスピーディに進められる。

また、パーツのカラーラベル指定機能は視覚的な分類だけでなく、再生プログラム側でも使用することができる。
 

(以下、プレスリリース)


<新機能の概要>


1.キーフレーム位置の自動調整機能
アニメーション全体の尺(総フレーム数)の伸縮にあわせて、キーフレームの位置を自動調整する機能です。総フレーム数を変更するだけで一度制作したアニメーションを早回しやスローモーションのようにすることができます。また、総フレーム数の変更だけではなく、アニメーションごとに倍率を指定して伸縮させることもできます。

キーフレームの自動調整の際、複数のキーフレームが重なりあってしまう場合は伸縮させる前にどのキーフレームが影響を受けるかを確認することができるので、あらかじめ該当するキーフレームを調整した上で調整を実行させることも可能です。

スプライトアニメーションはキーフレームとキーフレームの間を補完する形でアニメーションするため、フレーム数を増やしてスローモーションのようにしてもセルアニメーションのようにコマ送り状にはならず、なめらかにアニメーションします。
 

2. パーツのカラーラベル指定機能
フレームコントロールに配置したパーツに対して7種類(「なし」も含めると8種類)のカラーラベルを付与し、パーツを視覚的に分類できるようになりました。

また、カラーラベルの種類は.ssaeファイルに保存されるので、SDKを利用してラベルの種類を取得し、再生プログラム側で条件分岐に利用することができます。例えばカラーラベルごとに異なるアイテムをもたせた攻撃モーションを用意し、プログラム側で条件に応じたアイテムのパーツを表示させる、といった使い方が可能になります。
 

3. アニメーションPNG出力機能
アニメーションのレンダリング出力オプションとして「アニメーションPNG」を追加しました。「無圧縮AVI」に比べてファイルサイズが小さく、「アニメーションGIF」ではサポートしていないダイレクトカラーやアルファチャンネルにも対応します。アニメーションPNG生成時は差分圧縮を行いますので、ファイルサイズも小さくなります。

さらにAPNGのファイルサイズを小さくしたい場合は出力後のアニメーション画像をスマホアプリ開発向け画像最適化ツール「OPTPiX imesta 7 for Mobile & Social」で読み込み、「PNGオプティマイザー」で処理することもできます。


その他、OPTPiX SpriteStudio Ver.5.6の公開に合わせて、新たな外部ツールとしてショートカットキーをカスタマイズすることのできるツールをGitHubにて公開した。使い慣れているツールに近い設定にしたり、フォーカスを合わせてから実行できないコマンドをいつでも実行できるようにする、などのカスタマイズが可能だ。

 

「OPTPiX SpirteStudio」